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ラフレシソミト

自然であたりまえ

2016-11-05 11:11:11 | 小説
イギリスは国民投票でEU離脱。
アメリカはトランプを大統領に選んだ。
アングロサクソンはやっぱり白人至上主義だ。
有色人種に拒否反応を示すんだ。

鋭利な刃物できりつけておいて、切れているかどうか確認してる。

手足の不自由さはわかりやすいけど、頭の中身だと見えない。
苦手な人と仲良くなれる工夫をしよう。

机の上の物はいっさいさわるななんて言ったね。
差別的に聞こえなくもないし。
懐かしいにおいがした。

いつも防御の態勢で攻撃はしない。
そんなのは優しさでなく、弱さ。
 
いつも忙しそうにしている人なら日曜日にたまにゆっくりして、まったりしてるといってもいいと思うけど、友達もいなくて暇で何していいかわからないだけだよね。

言っても聞いてないんやから向こう行けや。
いじめたくないから、向こう行けや。
恋愛中ってもっと楽しいと思ってた。

裸の彼女の前でぼくの息子は屹立し気をつけする。
うれしくて犬がシッポをふるように。
恥ずかしいと思ってたけど、それはまちがってないし自然であたりまえのことだった。
彼女の裸の前で屹立しなくなったとき、もう女を感じないのねって彼女は悲しんだ。
ちがう、ずっともっと、もとからの家族のように感じ、近親と思うがこそ屹立しなくなっただけなのに。
ずっと近くなった証なのに。

楽観的になり、怒張し屹立する。


──吉高浩司──