ミュージカル解説者で有名な川上博さんから手紙

今日はすがすがしい一日でしたね。
青葉台は緑萌える初夏って感じで思わず山の公園へ出かけました。
現在ツツジ、ハナミズキなど５月に咲く予定の花がもう咲き始めやはり温暖化影響を感じます。
それぞれの開花が２週間早まっているようです。

さて先日ミュージカル解説者で有名な川上博さんから手紙が届きました。
川上さんとは以前ＮＨＫＦＭミュージカルへの招待という番組でご一緒させていただきそれ以来の古いお付き合いの方でよくミュージカルを見に連れて行っていただきました。
その川上博さんの所へ埼玉の男性から手紙が・・・。
内容は・・・・「１７歳の頃、ラジオ番組で聞いたミュージカル「回転木馬」ロージャースとハマーシュタインのコンビで音楽が作られました。
若い頃聞いた番組に感激し現在も忘れられない！
解説が川上博、進行が小原初美、この二人のやりとりが今でも鮮明に耳に残っていて二人に感謝をのべたいということです。
当時、放送をカセットテープで録音し擦り切れるくらい聞いたそうです。」

以前にもブログでご紹介しましたが川上博さんのミュージカルへの深い愛情、世界各国で上演されているミュージカルを片っ端からご覧になりまた新しい作品を日本へ一番先に持ち帰り即スタジオで放送したという画期的な番組でした。
そのお相手役を初美に抜擢したのがＮＨＫディレクターの故栗原さんでよくまあおしゃべりや朗読などまったく未経験の初美に白羽の矢を立てたものだといまさらながら感心し感謝しています。

埼玉の男性にとって川上さんの語りが人生航路の指針となったということですが地味な番組と思っていたけど放送の影響力に驚き感激を覚えます。
確かに初美にとってもあの番組に参加させていただいたことで故野口久光先生と一緒にミュージカルを見る機会に恵まれ「音楽はアコースティックでなくてはならない」っというお言葉も思い出します。
現在初美がステージで歌う曲目もミュージカル作品が多く特にコールポーターの作品を多く歌っています。
初美が出演させていただいた「屋根の上のバイオリン弾き」「キャバレー」など東宝ミュージカルや他の作品も「ミュージカルへの招待」でオリジナルキャスト版で放送したものがほとんどです。

振り返ってみると本当に素晴らしい方達に囲まれて良い環境とスタッフ、あたたかい心、情熱の中で初美は育てられてきました。
お手紙をいただき改めて若き日、ＮＨＫのスタジオで川上博さんの解説に胸震えたあの時を思い出しました。

さっそく新しいミュージカルを見に行こう、ステージのパワーを初美の歌にも吸収しよう。