東京ディズニーリゾート(TDR、千葉県浦安市)を運営するオリエンタルランドの2016年4~9月期連結業績は、営業利益が前年同期比2%増の530億円程度になったようだ。7%減益の従来予想から一転して増益となる。夏場の悪天候で入園者数は減少したが、入場券の値上げや好調な物品販売で補い客単価が上昇した。 売上高は4%増の2300億円程度とみられる。TDRの同期間の入園者数は0.3%減の1432万人だった。8~9月の週末は雨が多かったが、4月に大人の1日入園料を500円引き上げて7400円とするなどで客単価が上昇した。 グッズなどの物販も好調だった。東京ディズニーシー(TDS)の開業15周年イベントを開催し限定グッズを投入した。イースターなど季節のイベントに関連した限定商品も販売を伸ばした。 子会社が運営するディズニーホテルの需要も強い。稼働率は高水準に推移し平均客室単価が上昇した。宿泊に特化し価格を抑えた「東京ディズニーセレブレーションホテル」を9月までに開業し初期費用などのコストが膨らんだが、利用者層の幅が広がった。 17年3月期通期の連結売上高は前期比3%増の4799億円、営業利益は2%増の1091億円を見込む。上半期の入園者数は減少したが、足元では集客力の高いハロウィーンのイベントが開催されている。クリスマスシーズンなどの入園者数が増えれば通期業績も上振れする可能性がある。4~9月期の決算発表は28日を予定している。(日経新聞) |
でも入場料、高い!!