乗鞍高原・上高地情報

乗鞍高原と上高地の四季の自然の姿を現地に滞在するガイドが紹介します。

「ちょい悪親父達の休日!!」

2007-03-29 18:34:38 | 乗鞍アドレナリン日記
人が容易く行けるところに興味は無い!!
男は黙って、直進するのみ。
そう!僕等の前に道は無い。
僕等の後に道は出来る。
多少の危険や、人が嫌がるような苦労は最良のスパイスとなる。

その先に待ち受けている景色とは・・・・・

そんな「男の美学」を持ち合わせた、4人のちょい悪親父達が白骨に結集した。
小雨降る曇天のもと。

隊員は以下に記すとおり。
首謀者であり、白骨温泉の某旅館で勤めるM場氏。
外見は温和な優しい旦那さんであるが、内に秘めた冒険精神は常に見え隠れしている・・・・もちろん今回のリーダーである。

上高地に一番近いペンション「Sふれい」のオーナーM瀬氏。
スキー場をクロカンで下ってくるスキーの達人。
さらりと申す一言に、深みと親父ギャグが混じる。
危険箇所で見せる笑みには「AJ(アドレナリンジャンキー)」の匂いが・・・・

そして残りの二人はというと、乗鞍・上高地ブランチ代表?の二人組み。
「世界で一番雪面を近くに感じる男」DUKE。
「生涯特攻隊長!!」を目指す男PJ峰。

コースは「白骨温泉~中の湯温泉」の峠越え。
乗鞍・上高地スーパー林道の夏期及び冬季ともに閉鎖されているCルートを使用。
国道158号を遥か眼下に見下ろし、その上にはドッシリと「霞沢岳」がそびえる。あいにくの悪天候により、展望は残念であったが、より秘境ムードは増したわけで(北の国から風)・・・・

その結果、掛かった時間は5時間半。
土砂崩れ後を超え、雪崩のデブリ(雪崩の終着地点に集まる雪の塊、小山のようになる)を横切り、なかなかスリリングな一日を過ごした。

延々と続く上り坂を登りきった後に待ち受ける心地よい下り。
皆から自然と笑みがこぼれる。

時折現れるブナの大木の林。
春を思わせる柳の新芽の赤。
M瀬氏のペンションの屋根の赤(笑)。

見る景色すべてが新鮮で、思い出深い。
カーブを曲がるたびに、見慣れない景色が広がる。
「次は何が待ち受けているんだ?」
まさにそう思う瞬間がドキドキしてたまらない。

何事も「初めて」というのは魅力的だ。
アドレナリン放出要素がたくさん含まれる。
やはり、男は常に冒険していなければ済まないのだろうか?
少なくとも今日参加した4人は、そういう人種である事は確かである。
終始目が輝きっぱなしだった・・・・

またいつか4人でやりましょう!!
その時まで僕の計画も温めておこう。
次回の任務が楽しみで仕方ない。

僕等の冒険に終わりは無い・・・・
いつも見慣れている場所、通いなれた場所。
そんなフィールドが思考の転換によっては、未知の領域につながる。
感動は向こうから来るものではなく、自ら歩み寄るものであろう。

いつもあなたのそばに「刺激」は転がっている・・・・





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