ほらふきにっき

発作的な日記です

サクラに誘われ庄内・山形へ(2)

2007-05-07 | つれづれ
更新さぼってます。でも仕事はサボらないように、っと。
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5月3日羽黒を後にし国道112号線(月山道)に出た。
あとは寒河江方面に車を走らせるだけ。道端のあちらこちらで八重桜やヤマザクラが咲いている。
東北の山の遅く短い春。
米の粉ドライブインを過ぎてもう少し行ったところで左へ入る。
今日の目的地は湯殿山。
周りの山肌にはまだ多くの雪がある。
羽黒に縁のあるみなさんと湯殿山ほてるに泊まり、翌朝湯殿山のご宝前にお参りすることにした。
6月に湯殿山の開山祭が行われるが、GWにはすでにお参りが出来るようルートをつくってあるとのこと。



5時半に起きて準備をする。
5月4日は朝から快晴。前の日はパラパラと夕方雨が降っていたけれど、すっきりと晴れた夜明け。6時頃、東の空から光が一斉に差してくる。


大鳥居と参籠所のある駐車場まで車で行き、そこからご宝前までは歩く。
今年は小雪だとはいえ、まだかなりの雪が残っている。


大鳥居越しに見たご宝前の方面。
やわらかな光が山全体を包み込む。

玉姫稲荷を遥拝してから先へと進む。
鉄門海上人が帰依していたという玉姫稲荷。
この日後から伺った八聖山の宮司さんから、八聖山では弘法大師が湯殿山にたどり着く道案内をしたのが白狐であったという言い伝えがあるという興味深い話を伺った。
もしかするとその白狐が玉姫稲荷なのかもしれない。


参籠所から先はさらに雪の量が多いように感じた。

参籠所から少し離れた辺りから、吹螺する。
澄んだ空とまだまだ雪の多い湯殿の谷に法螺の音が響き渡る。
返事をしてくれないから分らないけれど、御沢の八万八千佛も悦んでくれているのだろうか?
御沢には雪がまだまだ沢山あってとても入れなさそうだった。


道の脇にはかわいらしい水芭蕉がひょっこり顔を出していた。



振り向くとかなり遠くに参篭所前の大鳥居が見える。


ようやく湯殿山のご宝前にたどり着く。
丁度神職の方たちが朝のお勤めをされているところだった。
参拝者としてはどうやら朝一番のようす。
さっそく履物を脱いで裸足になりお参りさせてもらう。
湯殿山では履物を脱いでお参りする昔からの慣わしである。
「語る勿れ、聞く勿れ。」
朝の心地よい空気の中、神秘的なお姿に思わず手を合わせる。



梵字川にかかる赤い橋と仙人岳



梅雨の間の雨はあっという間にこの硬い雪も溶かしてしまう。

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