久々に、本の紹介をします
講談社現代新書から出ている『わかりあえないことから コニュニケーション能力とは何か』平田オリザ著
人と関わる仕事をしてるので、コミュニケーションには悩んでおります
口が過ぎて失敗も数々…伝えたいこともナカナカ伝わらなかったりするし…
で、この本を手に取ったんだけど、まえがきのところで「えっ」ってなりました
『…この本を読んで、コミュニケーション力がつくといったハウツー本でもない。』(抜粋)
そ、そうなの
おはつ、ヘソ曲がってるので購入しました
春の白川郷の絵葉書 & 東山 魁夷の絵画
読んで、なるほどと思ったのが、
「表向きは異なる個性や文化を認め合う能力を求められつつ、実は和を乱さない従来型の能力が求められてる…」
それってムリでしょ
「少子化ゆえに子供たちから表現の意欲が奪われているので、自分と価値観の違う「他者」との接触機会を増やしていく」
昔は普通に出来ていた近所との付き合いが、なくなってるもんなぁ
「コミュニケーション能力は、慣れのレベルの問題…理科が苦手、算数が苦手と同じこと…」
慣れちゃえばいいのよ ただ、慣れる場を公でやんないとねってことらしい
ちょっと、休憩にチューリップの絵
「国語の授業を、表現すること(歌・演劇・工作・スピーチ)と、ことば(文法・発声)に分けて教える」
その授業なら、受けてみたいよぉ
「表現教育には、出てくるのを待つ勇気が必要」
そう、“急いては事を仕損じる”って言うモンね…おはつ、待つの苦手です
「共有できる部分が多すぎて、“ずれ”が積もり積もって噴出し衝突する」
夫婦喧嘩は、コレです
「論理的に話せない弱者の立場の人々の気持ちを、くみ取る」
耳が痛いです…初心に帰ります
「わかりあえないことを前提に、わかりあえる部分を探っていく」
粘り強く、諦めず、時間をかけて、押し付けず…ですね
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます