らんまりのラクガキ。。。
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【単心室症とは】
通常であれば4つある心臓のへやのうち
左心室と右心室の区別がなく心室が1つになっている病気。
肺循環と体循環の双方を
機能的に1つの心室のみに依存する血行動態を有する疾患。
全身から戻ってくる酸素の少ない血液(静脈血)と
肺から戻ってくる酸素を多く含くむ血液(動脈血)が
1つの心室で混ざってしまうからチアノーゼを認める。(SpO2↓)
【姑息手術を必要とする理由】
姑息手術とは・・・
根治手術前の(注1)準備をするためのOPのこと。
単心室症の子は段階的に姑息手術を行い
最終的にフォンタン手術を目指す事が多い。
姑息手術を必要とする理由
⇓
新生児の肺は生理的肺高血圧状態にあるので
フォンタン循環が成立しない為。
注1:
“根治手術前の”とあるがあくまで機能的修復術であり
解剖学的根治術ではない。
【単心室症に対する代表的な術式】
心機能、肺機能、血管状態など
個々の状態によって治療方針は異なる。
スタンダードな外科的治療が最低3回の手術。
1.BTシャント
(もしくは、バンディング術、ノーウッド手術)
2.グレン手術
3.フォンタン手術
という流れが一般的。
心臓の状態、経過次第では
これ以外にDKS吻合術だったり弁形成の手術などが
挟まることもある。
肺血流量のバランスがとれている場合などは
シャントやバンディングを必要としないこともある。
【肺循環と体循環】
体の循環は
【肺循環】と【体循環】の2種類から成り立つ。
まず
動脈→心臓から出ていく血管
静脈→心臓へ流れ込む血液が通る血管
と覚えておくと考えやすい♪
【肺循環】
右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心室へと循環
【体循環】
左心室→大動脈→肺以外の全身→上、下 2本の大静脈→
右心房へと循環
これらをまとめたもの⇓
この図で注意してほしいこと
赤色矢印が表すもの
↓
動脈血=酸素を多く含む血液
青色矢印が表すもの
↓
静脈血=酸素を多く含まない血液
これを踏まえて図をみると…
<体循環>はわかりやすくて
大動脈に酸素を多く含む動脈血が流れていて
大静脈に酸素の少ない静脈血が流れている。
<体循環>と比べて
ちょっとややこしいのが<肺循環>
<肺循環>は
肺動脈に酸素の少ない静脈血が流れていて
肺静脈に酸素の多い動脈血が流れている。
<正常な血液循環><グレン循環><フォンタン循環>
を比較しやすいように
先程の図の向きを変えたものがコチラ⇓
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