登山ガイドyassyの実験的ぶろぐ

遠島山

遠島山・・・最遠の山は本当に静かな山行になりました

いつの日か辿りつきたい遠い存在だった・・・その名も遠島山へ。「登った」というよりも「行って来た」という方が正しい表現かもしれません。今週は元々用事があって登山の予定は全く無かったんですが、スケジュールの嬉しい勘違い(笑)により本日ポッカリと時間が空きましたので、当然のごとく向いました。ところが、先週の堺ノ神岳のアクセスもえらい大変でしたが、本日の遠島山も距離だけで言うとアプローチ最難度でした。
まずは高速で滝沢ICからR4北上。沼宮内からR281で葛巻方面へ走ります。平庭高原に達したら右折し県道29号へ。ほぼ20kmの峠道をひたすら東へ走り、途中内間木方面の林道へ右折、登山道入口看板をスルーして砂利道を更に2km詰め、登山基点である遠島山荘にやっとのことで到着です。ここまでおよそ2時間45分。往復5時間半という事になります。説明長い!要するに5月に登った遠別-安家森よりも更に奥深い山・・・という事ですね。

■記録

平庭から野田方面へ向う県道29号。ここも初めて通った。すれ違う車は皆無

本来の遠島山登山口。雨も降っているので頑張って車で行ってみる

かなり心細く暗い道だ。歩く気ゼロ。ここも露岩に要注意。マイカーはもう15年目、少々のダートでも問題はない。皆さんは止めときましょう

ということで、四合目に相当する遠島山荘から出発する。当然誰もいなし

今日は小雨もパラついているので、最近購入したスパイク長靴を装~着っ。先週えらい目にあったので本日完璧。レインウェアとは違うただの合羽も来てファイト一発!ちなみに、ここで明かしてしまうが、私の登山靴は税抜9,800円の安物す。しかもダイヤルワイヤー式。2年前までズックで登山していた自分にとってはこれで十分!

山荘を出て程なく四合目。ここで感じたこと。山の印象は入口で決まる。ここ最近登った山はこの点を疎かにしがち。みんな素晴らしい山なので、看板はともかく入口の刈り払いが重要だと断言できる。中の登山道が立派なだけにウェルカムな感じを出したいところ

今日はこの花だけかな。この他には銀竜草さん位しか見当たらず

この山の登山道は、去年登った片羽山に似ている。一定の斜度が保たれ、カラマツの落ち葉が足に優しい。急過ぎず緩過ぎず最後まで程よい登りだった

ナナカマドの枝が道を覆っていた。他にもブナやダケカンバ、白樺も混じっていて植生が面白い。雨も上がり暑いのでここで合羽脱ぐ

八合目からは尾根が少し狭くなり、岩と多少の藪漕ぎもあるが、大したことはない

九合目を通過すると、

割とすぐにパッと頂上が出現する。ここは小さな広場になっていて祠もある。天気がよければご飯が美味しそう

どこのオヤジだという感じではある・・・

頂上を過ぎてすぐのところに眺望ポイントがあるという事で行って見るが、今日は仕方が無いな

眺望ポイントから頂上方向。頂は木々の中

下りは道が良いので、ダーと一気に。そして山荘まで無事戻ってきた

山荘の中の様子。とってもご立派!薪ストーブと暖炉、囲炉裏まであるぞ

流しもある。どっかの公民館みたいだ。でもここまで来る道がな~

■タイム
09:26 遠島山荘出発
09:30 四合目
09:42 五合目
09:48 六合目
09:58 七号目
10:10 八合目
10:16 九合目
10:19 遠島山頂上
10:26 下山開始
10:58 登山口到着
 ※登り 53分、下り 32分

■GPSログ(距離:4.35km、高度の上昇/下降:470m/-470m)

■勝手に難易度指数:15points

■感想、反省等
・この山の登山道や山荘は地図にないのでネットの情報が参考になった。
・車で一号目からログ取れば皆さんの参考になったかも。
・危険箇所はハッキリ行って林道に尽きる。危ない。
・スパイク長靴は使い勝手よし。
・下りで足首が若干グラつくが、まず問題なし。
・早くアルプスとか森林限界を超える山を歩きたい。
・だけど物事には順番がある・・・と思うようにしている。
・今は経験を積み、山の良さと恐さを知り、勘を磨き、根性を鍛える時期なのだ・・・とかなんとか理屈をつけなければ、やっていけないな~。いやっ理屈じゃないね。はぁ?
・単調な樹林帯歩き、雨風の登山、今日のように誰もいない山行とか(笑)

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