オシムが個人面接指導！？

オシムジャパンは６月まで日程が空く。その関係でミニキャンプと個人面接指導を実施する予定を組み込んだ。
基本的には良いことだと思うが、オシムサッカー感を選手に伝えるという事は必要なことだろう。ただ、選手にとっては過密日程の中でゆっくり話しをしている暇があるだろうか？

マネージメントの基本は指導者・管理監督者の意思が実際の部下に浸透させる必要がある。わかりやくいうと、上のものとして期待していること、こうしてもらうと喜び、こんなミスをすると駄目だとの基準を明確に示すことが基本事項である。
そんな意味からするとオシムがその辺を理解していない選手やチーム指導者に伝えることは非常に良い。


以下関係記事

■オシム監督選手と個人面談
　日本代表イビチャ・オシム監督（６５）が「個人教授」になる。２６日、スタッフ会議が行われ、今後の日程、方針などについて話し合われた。６月のキリン杯まで公式戦がないため、４月１７～１８日、５月１５～１６日に２日間の短期合宿を行うことが内定。寸暇を惜しんでの強化期間の目的は、個人指導だ。「（２４日の）ペルー戦でよかった点、悪かった点を選手に伝える。逆に選手がそう思うのか思わないのか、意見を聞いてみたい」と面談の場を持つ意向を示した。

　昨年１１月１５日のアジア杯予選サウジアラビア戦の直前合宿中にも数人の選手と個人面談をしたことはある。だが今回は多くの選手に「オシムの考え」をぶつけることになる。「話す材料がみつかったのがペルー戦の収穫」。発足８戦目にして初めて欧州組と融合し、長所も短所もあらためて浮き彫りになった。選手個人に注文を付けて、キリン杯までの２カ月で改善を求める。

　内容を公にするつもりはない。「何が悪いかはあなた方（報道陣）には話せない。選手が新聞記事を見て悪く言われているのを知るのは気分が悪いでしょう」。ペルー戦の会見では中村俊、高原の評価を口にしなければ収拾がつかないためコメントしたが、これまで基本的には個人評価は避けてきた。代表スタッフは「苦言ではなく、修正してもらうためのアドバイスになる」と説明した。「私がよくなかったと思うことは選手に伝わって欲しい」。さらなる成長を信じ、オシム監督が選手に面と向かって、ズバリ言う。

［2007年3月27日8時45分　紙面から］