ヨーロッパの強豪ベルギーに 2-3 で勝利した。 2日前にオランダと対戦し 2-2 の引分に終ったが、動きが良くなっているのは見ている側からもはっきりと見て取れた。
今回の試合は日本として残された期間のなかで、最大限の試合をしてチームとしての熟成度をアップさせるための、ヨーロッパ遠征であった。しかもベルギーとの対戦は当初の予定+αで組まれたマッチゲームであり、FIFAランク6位と5位のチームとの対戦は、贅沢と言えば贅沢な状況であった。そんな中で、中2日の試合を敵地アウエーで観衆が5万人以上の中での試合であったが、見事な勝利を収めたのは賞賛に値する。
----/ サッカーキングの記事より
2013年11月20日 06:54 (SOCCER KING)
日本、世界ランク5位のベルギーに敵地で逆転勝利…年内最終戦白星で飾る
国際親善試合が19日に行われ、ベルギー代表と日本代表が対戦した。
日本は16日に行われたオランダ戦からスタメンを6人変更。川島永嗣、森重真人、酒井高徳、酒井宏樹、香川真司、柿谷曜一朗が先発し、吉田麻也、長谷部誠、山口螢、本田圭佑、清武弘嗣とともにピッチに立った。FIFAランキングで5位のベルギーはエデン・アザールや、ロメル・ルカクらがスタメンとなった。
序盤はホームの大歓声に押されて、ベルギーがサイド攻撃を中心に攻め立てる。迎えた15分、ベルギーは日本の縦パスを自陣でカットすると、ハーフウェイライン付近からドリース・メルテンスのスルーパスにルカクが左サイドを突破。ペナルティエリア外まで飛び出した川島をかわすと、中央へクロス。無人のゴール前には酒井高徳がいたが、周囲の歓声もあってかケヴィン・ミララスの存在に気付かず前を取られ、先制点を奪われる。
その後、先行したベルギーがペースを落とし、日本はボールを持てるようになり、セットプレーを中心にチャンスをうかがう。29分には左CKをショートコーナーで再開すると、本田からのエリア内左への縦パスを受けた香川が、角度のない位置から左足を振り抜くが、シュートはポストを直撃した。
37分、日本は右サイドを本田とのパス交換で酒井宏が抜けると、中央へ正確なクロス。待ち構えていた柿谷がヘディングで合わせて、同点とする。45分にはカウンターから左サイドに流れた柿谷のマイナスクロスに駆け上がった長谷部が強烈なミドルシュートを放つが、GKシモン・ミニョレの好守に遭った。前半は同点で折り返す。
後半、日本は山口と清武に代えて遠藤保仁と岡崎慎司、ベルギーはアザールを下げ、マルアン・フェライニを投入する。日本は53分、左サイドで酒井高とのパス交換から遠藤が中央へグラウンダーのパス。ペナルティエリアやや外にいた本田が受けると、利き足とは逆の右足で、ゴール左へのミドルシュートを決めて、逆転に成功する。
日本は62分、右サイドで長谷部、岡崎のコンビが粘ってボールをキープすると、酒井宏を経由して長谷部がグラウンダーのパスをエリア内中央の柿谷へ送る。柿谷が浮き球のパスをダイレクトで前へ出すと、岡崎がボレーシュートで落ち着いて決めて、追加点を獲得。直後に柿谷を下げて、日本は大迫勇也をピッチへ送り出す。
76分にベルギーは右CKからダニエル・ファン・ブイテンのヘディングシュートが枠をとらえるが、川島が反応して左手で触ると、クロスバーに弾かれた。直後の79分には右CKからトビー・アルデルヴァイレルトが頭で合わせると、今度はゴール左へ吸い込まれ、1点を返す。
14日のコロンビア戦に続いて、ホームでの連敗は避けたいベルギーは日本を押し込むが、1点を奪えず、日本が3-2で勝利した。
日本はオランダ、ベルギーの強豪との連戦を1勝1分の好成績で終え、年内の強化試合を終えた。
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