熊じぃの戯言

感じるままに、どのジャンルの話にも頭を突っ込んで書いています。

J1昇格! 皆さんに感謝しましょう。

2012-11-23 21:40:56 | トリニータ
             

J’sGOALに載った写真を抜き取りで掲載しておきます。 写真をクリックすると拡大します。

                                       



ここ数年間は並のチームならとうに潰れていた。 チームもクラブも崖っぷちに立ったままで、風が吹いたら転落しそうだし、ちょっと触られただけでも落ちてしまいそうな状況であった。

我々サポも嫌気がさしていたのは否めない。はっきりさせてよ、このままでは生殺しでないかと叫んでいた。
しかし、大分の人間はしつこいくらい粘るんですよね。

大分県民の良さ、粘り強いしつこさがこのチームの原動力である。
サポータ、県民、経済界、行政、そしてチームが一体となって、雨風に晒されて誹謗中傷を受けても、めげずにチームを支えてくれたおかげが、サッカーの神様からお許し出て昇格を決めた。

本当に奇跡と思えるくらいの出来すぎである。ただ、選手達は形のことは気にしないで、  『勝』  に拘った試合運びをしていたように思う。



試合を少しだけ振り返っておこうと思う。


一番めにスタメンを見たら永芳選手がいない。サブにもいない。
何で??怪我ではないかとの情報が出てきた。確たる話は未だ伝わっていない。
私自身、永芳の動きに関してはこの2試合ほどは、エジミウソンを髣髴とさせる神出鬼没の動きで、あらゆる場面に顔を出す働きをしていただけに、物凄く違和感を感じてしまった。


試合は相変わらずまだまだの動きが前半から目に付いてしまった。トラップミス、パスミスなど嫌になってしまうほどあったが、カバーが良くて大過なく過ぎていった。


GK丹野だが、こんなに上手くなったのはいつからなんですかね。まず第一にポジションニングがいいこと、キャッチなのかパンチなのかの判断に迷いがないこと。今日のNHKの解説者は元日本代表の森さんです。その方が褒めておられた。凄いことですよ。


全体的には熟成度が今一である。千葉から見れば高校クラスかもしれない。ただ、大分のいいところはいつも攻められっぱなしなので、多少のことでは慌てない忍耐強さがある。やはりなれなんでしょうね。


それにしても林に出した1発のパスは、森島を褒めたい。最近の彼は昔と違ってパスを出す動きは少なかったが、最近は自らパスを出しチームの攻撃を盛り上げることが出来る、素晴らしい選手に成長した。あの1発がJ1昇格に導いたと思っている。
素晴らしい。


素晴らしい話のついでに、チェ・ジョンハン選手について触れておこう。

試合終了後、千葉のキャプテン佐藤勇人がピッチに座り込んでいた。そこにチェ・ジョンハンが近寄り、声をかけに来たのは先ほどまで激しい試合を戦っていたもの同士と思えないくらいの配慮である。
ジョンハンの人間性に改めて敬意を表したいとおもう。



大分トリニータオフシャルからのアナウンスで、社長青野氏のお礼の言葉が載っていました。

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2012 J1昇格プレーオフ決勝戦によりJ1昇格決定 代表取締役青野浩志の昇格コメントについて


本日行われた、2012 J1昇格プレーオフ決勝戦の試合結果により、大分トリニータの2013年シーズンのJ1昇格が決定いたしましたので、弊社代表取締役 青野浩志 のコメントを下記の通りお知らせ致します。

◆株式会社 大分フットボールクラブ 代表取締役 青野浩志のコメント

「3つ目の昇格の椅子を大分に持って帰る事ができ、大変嬉しく思っています。これも、スポンサーの皆様、県民サポーターの皆様、経済界・行政の皆様のご支援の賜物です。特に大分の総力を挙げた昇格支援金の大きなうねりが監督・選手の背中を押してくれました。今シーズンのご支援、ご声援本当にありがとうございました。昇格のご報告とともに、心からお礼を申し上げます。」

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選手コメントがあります。サイトだけの紹介にしておきます。


【J1昇格プレーオフ:決勝 大分 vs 千葉】試合終了後の大分選手コメントその2(12.11.23)
【J1昇格プレーオフ:決勝 大分 vs 千葉】試合終了後の大分選手コメントその1(12.11.23)





それに今日の試合の報告会が明日開催されるとの事。


★11月24日(土)大分トリニータ J1昇格報告会開催のお知らせ



【その他関係記事】


◆経営難乗り越え…大分・田坂監督「よく耐えた」   サンスポ


千葉を下してJ1復帰を決め、喜ぶ田坂監督(中央)と大分イレブン=国立競技場【拡大】

 J1昇格プレーオフ決勝(23日、大分1-0千葉、国立)J2で6位の大分が5位の千葉を下し、4季ぶりのJ1復帰を決めた。チームの経営難を乗り越えJ1昇格をつかみとった田坂監督は、目に涙を浮かべながら喜びを語った。

 昇格を懸けた大一番に勝利した田坂監督は「うれしい。選手がよく頑張った」と声を震わせた。チームの経営難からプレーオフ参加が危ぶまれ、募金活動にも立った。「サポーターの人が支えてくれたので、なんとか頑張ることができた」と感謝した。選手に対しては「苦しい中でよく耐えて、最後に1点もぎ取って勝って良かった」とねぎらった。



◆大分、4季ぶりJ1復帰!林が千金ループ弾    サンスポより

<写真省略>

 J1昇格プレーオフ決勝(23日、大分1-0千葉、国立)J1昇格最後の1枠を懸けた戦いはJ2で6位の大分が5位の千葉を1-0で下し、4季ぶりの復帰を決めた。

 前半は両チームが白熱した攻防を展開した。前半13分、千葉は左CKを受けた山口がシュートを放つもGKの正面へ。前半24分、大分はチェ・ジョンハンのクロスに森島が頭で合わせたが枠をとらえられなかった。前半36分、千葉は右CKに山口がダイビングヘッドで狙ったがゴールはならず、エース藤田らが何度も惜しいシュートを放ったが、GK丹野の好守にも阻まれ0-0で折り返した。

 後半は千葉が攻撃のペースを握っていたが決定機を逃した。J1昇格には勝利が絶対条件となる大分は後半41分、カウンターから林が独走し、ループシュートを決めて待望の先制点を挙げた。5分のロスタイムを耐え抜き、悲願のJ1復帰を決めた。

大分・田坂監督「(就任から)この2年で選手はたくましくなった。J2の6位がJ1に入るので、かなりの試練になる。今まで以上の努力と練習をしないといけない」

大分・青野浩志社長の話「感激している。苦しい時期が走馬灯のようによみがえった。サッカーの神様が、しっかりこの3年間頑張ったなとねぎらってくれた」

千葉・木山監督「この試合に関しては誰も責められない。でも1年を通してもっとやれたことがある。選手には来年はそこを突き詰めてほしい」

大東和美・Jリーグチェアマンの話「決勝にふさわしい試合内容だった。大分は地域と行政もサポートして、目標に向かった結果が出た」


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