熊じぃの戯言

感じるままに、どのジャンルの話にも頭を突っ込んで書いています。

涙こらえて、小笠原(鹿島)

2011-03-15 12:14:34 | Jリーグ
辛かろうことは十分判るが、今はいかんともしがたい。

ただただ無事を祈るのみ。



---/   産経新聞より

大船渡の高校出身、J1鹿島の小笠原「行けるものなら行って力になりたい」

2011.3.14 17:45


  
悲しみをこらえながら記者の質問に答える鹿島アントラーズ・小笠原満男=14日、茨城県鹿嶋市・鹿島ハイツスポーツプラザ(中井誠撮影)

 サッカーJ1の鹿島は14日、茨城県鹿嶋市内で練習を再開。東日本大震災で壊滅的な被害を受けた岩手県大船渡市で高校時代を過ごした小笠原満男(31)は「現地に行けるものなら行って何とか力になりたい」とつらい胸の内を明かした。

 いてもたってもいられなかった。午前10時半ごろに練習場へ現われた小笠原はまっさきに報道陣へ歩み寄る。「避難している方々の名簿のようなものはありませんか。僕にも何かできることがあると思うんです。何とかなりませんか」とすがるように訴えた。

 電話はほとんど通じず、「知人で助かったという話も聞いたし、駄目だったという話も聞いた。でも安否が分からない友達や知人がまだたくさんいる」とぽつり。新聞やテレビを通じて知る思い出の地の惨状に「よく行った場所も…」と言葉をつまらせた。

 出身地で家族が暮らす盛岡市の状況も気にかけている。家族の無事を確認したとはいえ、非常事態であることにかわりはない。まれに通じる電話で現状を確認しても、「冷蔵庫の中がどんどん空になっていっても、お店に物がない。買いに行こうにも、ガソリンがなくて動けないようだ」と心配は尽きない。

 自らも被災者である。鹿嶋市内では所々で液状化現象が生じ、断水地域もある。傾いた電柱や看板が散見され、チーム関係者は「ガソリンがなくて食料もない。けさまで食事を取っていない選手もいる」とこぼす。それでも自身のことにはまったく触れることなく、故郷に思いをはせた。

 「1人でも多く助かってほしい。すぐにでも行って何とかしたい。でも手段はなく、行ったところで何もできないし、軽はずみに行動できない」。Jリーグ再開のめども立たず、もどかしさばかりが積もる中、「できること」に集中するようにトレーニングに打ち込んだ。(奥山次郎)

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