お元気様です!
久しぶりの投稿となります!ブログ担当のテッチーです✨
一ヶ月ほど、ブログをお休みしていました!
学校のテストが想像以上に忙しくなってしまい、皆様には大変ご迷惑かけました😓
さてさて今回のテーマは、
SDGs14の「海の豊さを守ろう!」
SDGs14については、回を重ねて話し合いをしてきましたが、
今回は、
「レジ袋の有料化にはどんな意味があるのか?」
「海洋問題の本質はどこにあるのか?」
という観点で資料を共有して、
【受益者×ニーズ×行動】と【双方向性】
というキーワードをもとに解決策を考えていきました!
順を追って説明していきます。
最近、レジ袋の有料化が進んでいます。
皆さんの地域でも、コンビニやスーパーで「レジ袋いりますか?」という店員さんのワンフレーズが増えたのではないでしょうか?
レジ袋の有料化は使い捨てプラスチックの代表格であるレジ袋を減らし、海洋プラスチックゴミの排出を減らすということで、開始されました。
でも、この因果関係が単純に繋がっているのか?
「確かに、レジ袋の有料化には一定の意義はあるかもしれないけど、問題の本質はもっと別にあるのではないか?」
というのが、まずはじめに共有した資料1)の内容でした。
記事の内容をまとめると、
- 実は日本は世界に比べたら、あまりゴミを排出していない
- ゴミが海へと排出されている主要な国は発展途上国などのアジアの地域に集中している
ということです!
実際、「河川に排出するプラスチックゴミ 河川別ランキング」では、10位のうち、8つはアジアの川です!
これは、見逃すことはできませんね!
なぜ、このような現状になってしまったのか?
次に、発展途上国のアジアの一例として、カンボジアの現状に、着目してみなで資料2)を共有しました。
カンボジアはGDP成長率7%を維持するなど、
急激な経済成長を遂げていますが、その一方で、その成長に追いつけていないリサイクルインフラ、大規模なゴミ焼却場、リサイクルできる施設の整備が進んでいないという現状があります。
現在、カンボジア政府もスウェーデン政府を始め、国連開発計画の資金、技術協力のもと大きく4つの大きな目標を掲げ、動こうとしています。
日本では、日本政府の援助のもと日系企業によるリサイクルビジネスが参入し始め、自治体でも、北九州市とプノンペンが都市提携を結んで、ゴミ処理の技術を提供しています。
プラスチックゴミ問題は、今や地球規模の問題であるため、抜本的な解決には、発展途上国と先進国の協力が必要というのが、この資料の内容でした。
それでは、それぞれ話し合った内容を見ていきましょう!
「よくよく調べてみると、カンボジアはインフラ整備が行き届いていなくて、道路の補修工事もできていなくて、ゴミ収集業者も困っているらしいよ。」
「じゃ、インフラが必要になると、人手も必要になるから、雇用も増えるね」
「人口の35%が、一日1ドル以下で生活してるらしいから、その問題の解決にもつながるかもね」
さらに、【受益者×ニーズ×行動】という観点で話し合いましたが、その観点を中心に話し合った内容をまとめてみました!
1)受益者(誰が困っているのか?)
ゴミの回収業者・労働者・農村部
2)ニーズ(何を必要としているのか?)
作業効率・雇用・安全な水
3)行動(どんなことをすればいいのか?)
道路の補修工事をサポート、先進国の技術を伝授
ここで私たちが、最も重要視したのが、
【双方向性】
という観点です。
今回は、カンボジアを一つの事例として、取り上げていきましたが、記事を読んだ範囲ではこれは、カンボジア政府が「ゴミ問題に取り組もう!」と協力的な側面があったために、スムーズに進んでいる感があります。
それどころではない国はたくさんありますし、
それを必要としていない国では、まずは、啓蒙活動からしなければならないかもしれません。
「プラスチックゴミ問題が大変だから対策してね!物資、技術は提供するから」
とこちら側の一方的な主張では、強制、押しつけになってしまいます。
だからこそ、
まずは対策を講じる前段階でどれほど双方向性、両者の合意がどれほどあるのかというのが、問題を解決する上での、最初の関門だと思っています。
Peace Design Cafe、気になった方、TwitterやInstagramもやっているので気軽にご連絡ください。
お待ちしておりま〜す
Instagram: https://www.instagram.com/okayama_carp/
<引用>
1)「日本のプラスチックごみの行方を知って、冷静な議論を」
小野恭子 / リスク評価手法の開発 https://synodos.jp/society/22945(2020.7.30)
2)「途上国のプラスチック汚染の現状と課題 ~カンボジアからの報告~」(視点・論点)
国連開発計画環境スペシャリスト 齋藤紋衣子
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