今回はどうも眠りが浅く、こちらへ来てからなぜか早朝に目覚めてしまう毎日。のどかな山麓ということもあるし隣の建物から覗かれるようなこともありえない場所だからカーテンを開け放ったまま休み、やっぱりまた暗いうちに目が覚めた。鳥のさえずりを耳にして気になってた空を見上げると、まだ暗いながら雲の切れ目がうっすらと明るくなりつつあるのが伺えて取りあえずひと安心。朝から雨だったりしたらもう山になんか上りたくなくなっちゃうもんね。夕べの夕立できっと今日は朝から綺麗に晴れてくれるだろうと期待してたけど、世の中そんなに甘くなかった?さすがに3,000~4,000m級の山々が聳え立つ地。流れてくる雲は後を絶たず、なかなかスッキリとは青空になってれない(汗)。
それでも曇り時々晴れ(&夕立?)という天気予報を信じて山に向かう。取りあえずハイキング中だけでも降ってきてくれるなと念じながら。そんな思いが届いたか、時折途切れた雲の合間に名峰の姿を眺めながらのハイキングは気候的にも暑すぎず寒すぎずまずまず。ちなみに今回最初のハイキングは、グリンデルワルドのさらに麓から約30分ほどゴンドラで山を昇った先メンリッフェンからアイガーの北壁を目指して尾根づたいを歩くコース。この6月に入ってから再び春先の陽気に逆戻りしてしまったスイスながら、標高2,000mを越えるハイキングコースにもたくさんの小さな花がほころびはじめてる。夏が来た!といっせいに咲きはじめた花たちはさぞかし寒さのぶり返しに驚いたことだろうが。
そんな今年の天候の不順さを物語るように残る雪の塊。さすがにたくさんのハイカーを迎えるこの季節、あちこちに残る人の背丈ほどある残雪もほとんどの場所でしっかりコースから除雪されてはいるけど、この時季は雪崩や地滑りも多いから要注意だ。確かに6月も末だっていうのにこんなにたくさんの残雪の中を歩いたのははじめてかも。前回の暑さが嘘のように、それでも日本の梅雨時のじめじめした空気を思えば天国のようにクールなここスイスだ。
みなさんからのコメントはいつも楽しく読ませていただいています。ただ諸々の理由によりこの年明けからコメントへのお返しはしていませんのでどうぞご了承下さい。また旅関係のご質問やリクエストに関しては、できるだけ今後のブログ上に反映させていきたいと思っています。
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