8月1日はここスイスの建国記念日。この日に合わせ、いつにも増して白十時の国旗が様々な趣向でもって飾りつけられてます。それはどの街も同様。先日立ち寄ったルツェルンでは橋げたに全カントン（州）の旗を掲げていたし、インターラーケンにしろグリンデルワルドにしろホテルやショップの店先にはかわいらしいデコレーションの数々。この記念すべき日にここスイスに滞在していること自体に、大いに感謝しなきゃ～なりません（笑）。ちなみに今から719年前のこの日、スイスは誕生しました。イタリアへと抜けるサンゴッタルド峠の通行権を狙い迫り来るハプスブルグ家から命をかけてこの地を守ろうと、周辺の土地代表者らによってフィーアヴァルトシュテッターゼーのほとりで交わされたユトリトの宣言。これを持ってスイスという国が建国されたという見解ゆえです。
滞在しているグリンデルワルドでは駅前の広場に朝から舞台が設けられ、軽やかなヨーデルが流れてます。そういえば夕べは花火の打ち上げの予行練習をしていたようですね。日中は周辺の山をハイキングしていたであろう観光客の姿も日が暮れるとともに増してきました。同様に昔ながらの民族衣装に身を包んだ地元の人たちも。小さなテントではソーセージやステーキを焼きはじめ、またチーズを焦がす独特なかおりが漂いはじめましたよ。もちろんその隣のテントでは、にぎやかにビールを飲み交わしてます。途中降り出した通り雨にひやりとしましたが、夜遅くにかけて花火も上がり続け、にぎやかな夜でした。この国の人々の愛国心をあらためて感じます。
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