今週末の4月25日、沖縄県読谷村で県民大会が行われます。目的はもちろん、「普天間をはじめとする在沖米軍基地の県外、国外移設」を望む沖縄県民の声を全国に、いえ日米両政府に表明しようというものです。一部の報道は現政府のマニュフェストが守られるか否か、政府の存続の有無うんぬん…とそればかりを大きく取り上げていますが、問題の核はそんなことではないと思います。ここ沖縄にとっては現在の普天間基地の移設問題は今にはじまったことではありません。長い長い歴史を経て今ようやく日本と米国とがこの問題に向き合って討論されるチャンスを得ている。これを逃したらこれから先いつまたチャンスが訪れるかもわからないものです。それがわかっているからこそ、今沖縄は燃えています。
沖縄を一度でも訪れたことのある方ならご存知でしょう。県内(島内)のあちこちにベースがあり、米ナンバーを付けた車両が公道を走り回り、アメリカナイズされたショップが立ち並び、それ自体が異国情緒を感じさせている沖縄。それ自体がこの地の魅力と感じている方もさぞかし多いことかと思います。そう、私たちだってそうでした。ここ沖縄で暮らすまではね。
でも生活する中で実感するようになったのは、やっぱり今の沖縄の置かれた現状はあまりにもおかしいということ。地図を広げると驚くほど多い米軍地。ここのところ頻繁に報道されている普天間に辺野古、ホワイトビーチにキャンプシュワブだけが在沖米軍基地だと思ったら大間違いですよ。車で走れば半分は柵が張られたベースの側面、それが沖縄です。しかも頻発する米兵による事件や事故は後を絶たず(全国的に報道されているのはほんの一部です!)。なのに日本の法律で裁けず泣き寝入りしている状態って?加害者が逃げ得の状況を許している日本政府っていったい?ここは本当に日本なんでしょうか?
昨夜遅く、わが家の上空周辺を米軍のヘリが約1時間にわたり爆音を轟かせて旋回し続けていました。通常の空路ではないわが家の上空をヘリがこれほどの低空飛行することは今までなかったのでさすがにビックリし、それを通り越して恐怖さえ感じました。すでに眠っていた隊長も何事っ?と目を覚ますほど。「これって今週末の県民大会への威嚇ですかい?」と考えたひねくれ者は、怒りでひと晩中眠れなかったほどです。
沖縄の人たちは本当に物静かで暖かいんです。それはこの1ヵ月で十分理解できました。でもそんな県民もさすがに怒っていますよ。それを今こそ米国に、そして今まで裏切られ続けてきた日本政府に理解してもらおうと開かれるのが4月25日の県民大会です。私たちはなりたてホヤホヤの沖縄県民ですが、その意志はハッキリと示していきたいと思います。ちなみに大会に参加できない人は「黄色いものを身につけて意志表示しよう」という声が上がっています。これはもはや沖縄県民だけの問題ではないと思います。沖縄に、そして日本に米軍基地はいらない!そう賛同される方はぜひ同日、同じように黄色いものを身につけ応援して下さい。もちろん当日沖縄を訪れている観光客の方も大歓迎ですよ!
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