今月頭に記録的な水位を記録したヴェネチアのアクアアルタ（高潮）。その後いったん落ち着いたと聞いて安心してたのに、どうやら神様は今年最後の旅を思い出深いものにしてくれるつもりらしい。昨日からの雨と、シロッコというアフリカから吹いてくる湿った南風の影響でまたまた水位は上がる一方。しかも明日の予報も雨らしく、今日よりさらに状況は悪化しそう。
そもそも軟らかい粘土質からなるラグーンの上に築かれた街。よくぞ今まで沈まなかったもんだというのが正直なところ。だから冠水は今にはじまったことではないけど、さすがに現在の異常気性はヴェネチアの街をアドリア海に沈めてしまいかねない。数年前からはじまったユネスコによる地盤の強化と堤防造りも焼石に水なんじゃないかと思うほどだ。
間もなく満潮を迎えようというこの時間、広場はすでにプール状態。多少の水なら高脚のテーブルを列べて済むところ、もはやそれさえ無駄な状況で、調子にのった観光客が即席プールで泳がないよう？ポリスも警備に立ってる。さすがにここまでの冠水経験は私にもなかったからどんなものかと自分の目で確かめに来たけど、広場に近いホテルへの道が遮断されるのが怖くて急いで引き返した。明日はやっぱり長靴が必要かなぁ（汗）…
写真は水に浸かったサン・マルコ広場
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イタリア旅行には長靴かゴムボートが必要だね。
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