あ~そろそろお尻がモゾモゾする。ただバスに乗ってるだけっていうのも疲れるもんだよ…
まさに移動日の今日は休憩がてら、アクサライという街に残る、かつてのシルクロードに設けられていたキャラバン隊の宿舎であるキャラバン・サライに立ち寄った。今から数百年前のこんな隊商宿がトルコ国内にはいくつか残っている。
遠く中国から絹を運ぶキャラバン隊がここを経て、さらに西へ西へと旅を続けた様子を想像するだけで楽しいよね。そういう意味では今日はまさにトルコ国内のシルクロード大走破ってことになる!
このキャラバンサライ、何しろ古い建造物だから一部は崩れてしまっているけど、建物全体を飾る装飾が美しい。これはトルコ国内、いやイスラムの世界のほとんどの建造物に共通することだけど…とにかく偶像崇拝が許されない国だから、モスクにしても一般の健造物にしても描かれるのは花や幾何学模様、それがまた実に綺麗。さらに色が加わると感動ものだよ。美しさでは他を抜きんでるイスタンブールのブルーモスクにしても、こんな田舎に残るキャラバンサライの壁1枚にしても、そしてこの国の女性たちが自分の花嫁道具にと織るジュータンの柄にしても、ね!
さあ、真っ赤な太陽が正面になった。パムッカレまであと一息。私たちも西へ向けて暮れゆく太陽と追い掛けっこだ…
オリーブの葉っぱ
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