古いフランス映画「過去を持つ愛情」とその主題歌「暗いはしけ」で一躍有名になったここナザレ。ポルトガルの歌姫アマリアロドリケスによって唄われた曲同様哀愁漂う小さな田舎の港町は、あっという間に観光客が押し寄せる人気の町と化した。
観光客が増えるにしたがって昔ながらの姿が薄れていく、これって仕方のないことなのか?素朴さこそが魅力であるこの国、そしてこの町なのに。高台のシティオ地区から見下ろす風景は確かに美しい。でも山を切り崩してリゾートマンションや別荘がどんどん広がっていく今のナザレに、あの映画の中の面影はあまり感じられない。
朝は路地に漁師のお母ちゃんたちが魚を売りに立ち、夜は夜でモクモクと煙をあげて鰯を焼くかおりがそこら中に立ち込める昔ながらのナザレの町。いつか本当に消えてしまうことがないよう祈りたい。
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