土地さがしに家づくりの構想と準備はどんどん進んでいくように見えましたが、実は一歩踏み切れない大きな壁がありました。それはズバリ、マンションが売れない！こと。新プロジェクト始動にあたりマンション売却を依頼していたのは大手Ｓ社。「地の利もいいし商業施設の入ってるタワーマンションだからすぐ売れるでしょう」という担当者の話を鵜呑みにしていたものの１ヶ月、そして２ヶ月と時は流れ…さすがに年の瀬を迎える頃には私たちの気分もトーンダウン。でも今考えてみるとこれも運命？もしこの段階でさっさと売却が決まっていたら、せっかち夫婦はこれまたさっさと当時気に入っていた土地に家づくりをはじめていたでしょう。そう、間違いなくね（笑）。
そんなこんなで３ヶ月が経過。当初結んでいた媒介契約の更新を前にふと思うところあってこれまた不動産販売では大手のＭ社に相談に。するとここで信じられない話を耳にすることになりました。わが家が今まで売れなかったわけ！？Ｓ社は自社で売りたいがために他社からの問い合わせに一切応じていなかったということを。購入を前提に内覧を希望する人をみすみす逃していたということです。会社や担当者によって営業スタイルは様々でしょうが、こんなことで売却時期を遅らせていたことは恐らく事実でしょう。だって新規媒介契約をＭ社と締結したその当日にわが家はあっさり買い手が付きましたから。家の売買なんてことは一生のうちにそう何度も経験することではないでしょうが、不動産屋選びの大切さをしみじみ感じ、勉強させてもらった思いです。さあ、でもそうなったらなったで大変大変。もうこれ以上悩んでなんかいられません。だって売却が決まった以上、２ヶ月内には出なきゃならないんですから。一度のんびりムードになっていた新居の候補地選びはいよいよ架橋に入ります…
つづく
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