珍しいことに定刻より30分も早く到着した昨夜。遅れる時はとことん遅れるアリちゃんだけど、ここのところ相性は悪くない。しかも同じ飛行機に乗ってた他のグループはほとんど乗り継ぎ組だったらしく入国審査場の列はそう長くない。ホテルも近いし、今日はゆっくり休めそう？と喜んでたのもつかの間。列んだ入国待ちの列はいっこうに進まない。んんっ？と、エキゾチックな制服に身を包んだ某航空会社のクルーたちが私たちの横を余裕顔で抜けて行く。それを見て思わず天井を仰いだ。「マンマ・ミア！」。こちらへ来るとなぜかイタリア式のこんな言葉が自然に出てくるのが可笑しい。
その時点でようやく気づいたのは、私たちの前に列ぶ人たちがアラビア半島からの入国者だということ。それはつまり、入国審査にめちゃくちゃ時間がかかるだろうということを意味した。現在のこのご時世だ。彼らを人種差別的な目で見るつもりは毛頭ないけど、チェックが厳しくなるのもやむを得ないとこだろうか。それにしても一人の入国にいったい何分費やしてるのかとさすがにイライラ。結局30ｍほどの彼らの列の後方に列んだ私たち全員が審査場を抜けるまでにかかった時間は実に2時間強。間違いなく最高記録だ。
せっかくの直行便の恩恵もほとんどなし。ホテルに入りなんやかんやと部屋に落ち着けばすでに11時を回ってた。あぁ～あ。そんなわけで今朝もやっぱり眠い眠い。今回のホテル（といっても最初と最後だけ）はやたらに朝食が豪華だけど、そんなものにもそそられることもない。せめて目覚ましに濃いコーヒーでも飲んでおこう。
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