奥様は海外添乗員〜メモリアル

ある日のカプリ島

毎朝の日課はまず天気予報のチェックに始まる。朝の遅いイタリアではキャスターの出る番組は7時頃から。それまでは交通情報と天気予報、それに星占いを代わる代わる映像だけで放送している。この仕事には必要な情報ばかりなので重宝しているのだけれど。(ちなみに5チャンネルですゾ。)それにしても、ひぇ~今日も雨?小さい窓からかろうじて天を仰げば、うっ!すでに雨粒が。祈りは通じなかったらしい。よっぽど行いの悪い奴がいるに違いない…仕方がないか。今日も傘をバックに入れて出発だ。思い返せば昨日も波が高かった。カプリ島行きの船が出るか心配になってきた。
港に着くとすでにたくさんの団体客で溢れており、問題ないと見た。でも白波立ってるよぉ…薬飲まなきゃ!
果たして…船は木の葉のよう。大丈夫~?だから言ったのにぃ、酔い止め飲みなさいって!今日は船のクルーも忙しそう。ビニール袋(もちろんゲロ袋)を配ったり、モップを持って清掃に走ったり…ともあれ無事にマリーナグランデに到着だ。天気予報は見事にハズレて太陽が出てる!でもあれだけ外洋が揺れてたのだから、洞窟行きの船はねぇ…出る訳ないか?

さあ、気を取り直してソラーロ山に向かいませう!カプリ島の魅力は洞窟だけにあらず。眺めのいい展望台、特産であるレモンから作られるリキュールレモンチェッロの味見、お洒落なブティックのヒヤカシなどなど…のんびり滞在したい街だ。
がしかし、これは全てプログラムされた団体旅行、時間は限られているのよ~!あ~忙しいったらありゃしない。さあ、ナポリに帰るよ~。今度はゆっくり個人で来てね!!お天気がよくてそれだけでもラッキーと思わなきゃね~

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