奥様は海外添乗員〜メモリアル

旅のはじまり

    

前回の旅から帰国後は珍しく日本時間で生活してたせいか、夜中にパチリと目覚めてしまったが最後。一時的とはいえ日本時間に慣れてしまったらしい身体も頭も時間とともにクリアになるばかり。そんなわけでまだ真っ暗な中ゴソゴソ起き出し、書類を書きながら迎えた朝。時折窓の外をのぞき込むと、さすがにウインタ-タイムに切り替わったばかりだから6時を回った頃から空の色も変わりはじめた。とはいえ日が昇るまでにはまだまだ。ますます日の短くなるこれからのシーズンはまだ暗いうちに出発し、ホテルに戻るのもどっぷり日が暮れてからってことがほとんど。同じ時間稼動しているにしても、気分的なものはずいぶんと違ってくるものだ。

ところで観光初日の朝はとっても静か。それもそのはず、今日は日曜日であると同時に祝日【万聖節】でもある。続く明日の【万霊節】はご先祖様のお墓参りをする習慣のあるここイタリアだから、連休を取って里帰りしてる人も多いことだろう。そんな風に思いながらもローマに到着早々、街を背に郊外へと向かう途中車窓から眺めた墓地の入口では花屋さんが店開きの準備中。並べているのはたくさんの菊の花。ここヨーロッパでもお墓に菊の花をお供えすることをはじめて知った時は驚いたけど、さらにびっくりしたのはこちらにも菊人形のようなものがあること。もちろん日本の和テイストのものとはずいぶん違うけど、異文化の国に存在する共通点に、妙に親近感を味わってしまうこの秋のシーズン。

さてさて、私たちといえば正面から昇ってきた太陽の陽射しを思い切り浴びながら太陽道路を南へひた走り、休日の恩恵で余裕顔で到着したのはナポリ。前回ここで思いがけず寒さに震えてたのが嘘のように穏やかな今日。薄手のコートも邪魔に感じるくらい本当に穏やかな日だ。あぁ、こんな太陽がいっぱいな日はいやがおうでも期待に胸は膨らむ。それでもここはイタリア。油断大敵だったりするからなぁ。ところで私たちがこれから向かう先?もちろんこの海を渡った先のあそこよ♪


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