ローマを後に北へ北へと高速道路をひた走り、まじかに丘陵部を眺めながらのショートトリップ先は花の都フィレンツェ。アペニイ山脈に沿うかたちで右に左にとカーブが続き出すと、いきなり前方のフロントガラスに当たりはじめたのは白いかたまり。昨日までの晴天が嘘のように今日はローマもそしてこれから向かうフィレンツェも天気は下り坂。珍しいことに天気予報は見事に当たったわけだ。天気が悪かった分朝の冷え込みは緩かったようだけど、こりゃ～寒い観光になりそうだよ。なにしろ完全なる盆地地形のフィレンツェは夏はめちゃくちゃ暑いし冬は寒い。気合いを入れ直さなきゃなぁ。手袋を忘れたことがとっても悔やまれる（汗）。
それでも雪は遠くの山から一時的に飛んで来たものだったらしく、すぐに消えてなくなった。聞くところによるとフィレンツェからボローニャにかけての山間は大雪だとか。さらに北へと向かう旅でなかったのは幸いだったかも。ちなみにこの寒波は今週いっぱい居座りそうだとか。それでも中途半端な雨なら雪の方がいいのに、な～んて調子のいいことを考えながらの観光は思ったほどの寒さでもない。冬はやっぱり天気がいいほど寒さも堪えるものだね。シーズン中の混雑がこれまた嘘のように観光ポイントはどこもガラガラ。美術館も教会もいつも見られる行列もないし、そうなればなったでちょっぴり寂しい。ロスタイムなく観光できてストレスも感じずに済むのに。人間なんて勝手なもんだ。
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