旅の最後にやって来たのはほぼ1年ぶりとなるパリ。朝から曇ったり晴れたり。と思えば急に雨が降り出したりと春先らしいお天気です。さて。昨日土曜日はすっかり恒例となってしまった黄色いベスト集団によるデモが予定されていたため街の中心部には近づくことができず。まあそのおかげで早々とホテルに入り、ゆっくりできたのでラッキーといえばラッキーでした。
ただ一夜明けてみれば被害はかなり出た模様。シャンゼリゼに集結したデモ隊によって破壊された無残な街の様子が早朝からTVの映像で繰り返されていました。そんな昨日が最後のフリータイムでなくて幸いでした。
実際シャンゼリゼに出かけてみたら、思わず絶句。通り沿いの店舗はことごとく窓ガラスを破られたり、落書きされたり。あの美しいラ・デュレもテラス部分はめちゃくちゃです。
高級カフェとして知られるフーケツに至ってはテントを焼かれたとか。すでに幕で覆われているので中の様子はわかりませんが、とても営業できる状態ではないようです。
ちなみに日曜日も営業するようになった人気のスーパーモノプリもショーウィンドウは破られていますが、何とか営業してました。さすが観光客御用達スーパー。
それにしてももはやこうなると、現政権に対して庶民の主張を唱えるためのデモ行為でもなんでもありませんね。こんな破壊行為に走ってしまったら、国民の賛同なんて得られるはずがないと思います。単なる過激派集団による愚行としか思えません。
それでも街にはいつものように観光客が溢れています。カフェにもルイヴィトン御殿にも変わらず人の列ができていて、ちょっぴりホッとしました。
っというわけで、相変わらず毎週末(基本的には土曜日?)決行されてるこのデモがいつ終息するかは不明ですが、しっかり事前に情報を入手すれば大きな問題はありません。そう、だってパリは変わらず元気ですから!