観光客で溢れかえるモネの家を後にし、村のメインストリートとも呼べるクロード・モネ通りをぷらぷら。モネの家と駐車場とを結ぶ通りを越えるとあっという間にひと気が途絶えます。
しばらく歩くとモネが友人たちと集ったといわれる、壁の装飾が美しいホテル&レストランBaudyが。また周辺にはモネの影響を受けてこの村に移り住んで来た芸術家たちのアトリエも点在します。小さな田舎とは言え、やはりどこか独自の雰囲気。
さらに通りを5分ほど進むと、こじんまりとしたエリゼ教会が現れます。この辺りまで来ると観光客の姿はほぼゼロ。でも実はこの教会の敷地にモネが眠っているんですよ。
右手に伸びる階段を上って行くと大きな菩提樹。そのすぐ右手に目的のお墓があります。モネの家の庭同様、ここもたくさんの植物たちでいっぱい。十字架がなければお墓だなんて気付かないでしょう。
石碑に数名の名前が刻まれているところを見ると、家族がみな一緒に眠っているってことなんでしょうね。他の多くの芸術家同様、波乱万丈な生涯だったようですが、今はここで静かに休んでいることでしょう。
せっかくジベルニーまで来たなら、ぜひ静かな村を歩いてみて下さいね。モネが過ごした世界にもっともっと浸れるはずですから。