1日中靄のかかっていたベネチアの街。太陽も青空もないと街全体がモノクロトーンで、それはそれで風情を感じます。そんな中、クリスマスカラーでひときわ明るい店先が目に飛び込んできました。
のぞいてみると、お惣菜コーナーも兼ねたお菓子屋さん。地元の人たちも買い物に来てます。ガラスケースの中にはいろんなお菓子が並んでますよ。プレゼントにできそうなお菓子のパッケージもたくさん。
特に目についたのは入荷したばかりらしいfocacce(フォカッチェ)という名のお菓子。見た感じはイタリアのクリスマスに欠かせないpanettone(パネットーネ)に似たケーキのようです。なんでもこのフォカッチェはベネチア生まれのクリスマスケーキなんだとか。
考えてみればパネットーネは元々ミラノ生まれだし、よく似たものではベローナのパンドーロもあります。そしてこの街ではフォカッチェ。みなケーキというよりはパンに近い素朴なお菓子ですが、どれも昔からクリスマスに食べられてきたその街の味ってことになりますね。全ての街が長く都市国家として存在したこの国ならではの郷土愛がこんなところにも見えた気がします。
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