イヴの夜、フィレンツェの街中は相変わらず観光客で握わっている。さすがに観光の街、まだまだたくさんのショップがオープンしてるし、多分イタリア人のお上りさんたち?が賑やかに買い物を楽しんでる。あちこちから「タンティ・アウグーリ(クリスマスおめでとう)!」の声が響く。
ふらりとショップに入ると刺すような視線…あら、入らない方がよかった?そりゃそうだよね。誰も好き好んでイヴの夜まで仕事なんてしないよね、イタリア人だもの!
そう、彼らにとってのクリスマスは家族で過ごす日。そしてご馳走を食べながらキリストがこの世に生まれるのをみなで待ち侘びる。ただ日本人のようにはこの日ローストチキンなんてものは食べない。殺生は避けて、魚を食べる。そしてキリスト誕生後の25日にはお肉と決まっている。
私も今回あちこちでナターレ(クリスマス)はどうするの?と聞かれる度に「まだツアー中よ」と返すと、決まって「マンマ・ミア!」ときた。そう、この国じゃクリスマスに働くなんてとんでもない事なのよ。でもクリスチャンでもない私がクリスマスにこだわる必要は全くないんだけどね…それでもやっぱりイヴをひとりで過ごすのはちょっと寂しい。
ともあれ間もなく聖なる時がやって来る。各教会ではミサの準備が始まっているんだろうか…フィレンツェよりもう一度、ブォン・ナターレ(メリー・クリスマス)!
オリーブの葉っぱ
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