日曜日の朝、ローテンブルグの街は人もまばらでひっそり。夕べこの街に到着した時にはたくさんの観光客で握わってたけど、みんなどこへ消えたのか?
まだまだ風は冷たくて思わずコートのボタンを閉める。空を見上げると今にも雨が落ちてきそう。この街を出発するまで何とかもってほしいなぁ…
そんなことを思いながら街を一回りしてマルクト広場に戻って来ると、地元の人たちがあっちからもこっちからも集まって来る。手にはオリーブの枝やきれいな花々。
そうそう、今日は゛シュロの日曜日゛だった。イースターの前の日曜日である今日は、イエス・キリストがエルサレムに入城した日。この日人々はシュロの木を手にイエス・キリストを迎え入れたといわれる。キリスト教徒たちにとっての祝日でもあるので、なんらかの儀式が行われるのかも?
案の定、集まって来る人々は後を断たず、間もなく十字架を抱えた一団が広場に現れ、集まっていた人々を従えてパレードが始まった。
広場の真ん中に置かれたロバにまたがるイエス・キリストの人形をまるでおみこしのように抱え上げる子供たち。その顔には嬉しそうな、そしてどこか誇らしげな様子が伺える。やっぱりキリスト教が人々の生活の根底にあるんだと改めて実感した一瞬だ。
オリーブの葉っぱ
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