美食の国と呼ばれる国は数々あれど、意外と知られていないのがここベルギー。関東地方ほどの大きさしかない小さな国はつねに他国支配を受け続けてきたという歴史的な背景を持つ国ながら、平和となった現代ではヨーロッパの十字路っていう見方も。つまり昔からこの国を様々なものが行き交ってきたということで、ひいては食文化も豊かになったってことだろうか。ミシュラン選定レストランの数も多く、今や世界中からグルメが集まって来る。
そんなわけでベルギーの名を有名にしたチョコレートやワッフル以外にも美味しいものはたくさん。フランスの影響を多大に受けているせいか料理の繊細さは日本人にとっても魅了的。しかも魚介類をふんだんに食す国民だから(特に北部)、肉料理ばかりの国に比べたら涙ものだ。郷土料理の幅広さは何より嬉しい。
ちなみにこの春ならではの食材といえば白アスパラガス。ベルギー北部のフランドル(フランダース)地方でいただくメニューは、フラマン風と名の付くバターソースがけ。日本でフニャフニャの缶詰アスパラしか食べたことのない者のアスパラガスに対する価値観を変えてしまうに違いない一品。貧乏者にはちょっと辛いお値段だけど(15ユーロ前後)、ぜひ食べて帰りたいもののひとつ。
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