11月17日(木)レジャー&サービス展にご来場いただきありがとうございます。
今年で温浴事業に関する講演は5年目となりました。
ことしも多くのかたにお越し頂き感謝しています。
5年前から話の内容はあまり変わりませんが、5年前お話いたことが現実となっているというのが、正直な感想です。
人口集積地では後から後から温浴施設ができて、お互い競合し、利益の出にくい事業となっています。
何度もお話いますが、同じ土俵で戦わないことが重要です。
最近の成功例としては、2年前にオープンした宮沢湖温泉 喜楽里があります。
成功するかどうか半信半疑の方が多かったと思います。
しかし、過去の経験やデーターから絶対成功すると確信していました。
理由は本当の癒しを提供できること、そしてランニングコストが安いことがあげられます。
場所が場所だけに、借地料が安いこと、そして浄化槽経由で排水を捨てることができるため下水道代がかかりません。
下水道代がかからないことの重要性は、温浴施設を運営している方ならよくご存じだと思います。
宮沢湖温泉 喜楽里は近隣にはあまり人が住んでいません。 しかし、15kmを商圏ととらえた場合、150万人になります。
景色のいいところで造れば商圏は広がります。
4月にオープンした横須賀温泉湯楽の里も順調に運営してると聞いています。
今月の21日にオープンする国立温泉湯楽の里も、景色のいいところなので楽しみです。必ずドル箱の施設となるでしょう。
結論は、人口集積地から1時間以内で行ける、景観のいい場所で計画することが長く商売ができるコツだと思います。
後は借景を生かした設計ができるかどうかでしょうか。
海の近くにありながら、湯船につかると海が見えない設計であったり、山の景色がありながら湯船にはいると見えなかったり、もったいない施設が多々あります。
設計の話になるときりがありませんね。
場所の選択、設計、事業計画、ますます慎重に行わないといけない時代になってきました。
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