東日本大震災から10年
「あの日」のこと -東日本大震災2011・3・11-
高橋 邦典/写真・文 ポプラ社 2011年
被災した人たちの写真と言葉で、震災を伝えています。
かぜのでんわ
いもと ようこ/作絵 金の星社 2014年
岩手県大槌町の佐々木格さんが、自宅の庭においた「風の電話ボックス」
会えなくなった人に、想いを伝える電話
この「風の電話」をもとにつくられた絵本です。
ハナミズキのみち
淺沼 ミキ子/文 黒井 健/絵 金の星社 2013年
著者の淺沼さんは、岩手県陸前高田市で被災、長男を亡くされました。
その悲しみを乗り越えようとして生まれた絵本
心のおくりびと 東日本大震災復元納棺師 -思い出が動きだす日-
今西 乃子/著 浜田 一男/写真 金の星社 2011年
震災後、被災地にボランティアで入った復元納棺師 笹原留似子さんの活動の記録
被災して傷ついた遺体を、生前の姿に重ね合わせて復元、
きちんとお別れができるよう、遺族の心に寄り添います。
ぼくらがつくった学校 -大槌の子どもたちが夢見た復興のシンボル-
ささき あり/文 佼成出版社 2017年
岩手県大槌町で被災した子どもたちが、
自分たちの学校をデザインする過程で
子どもたちも一緒に町の復興を考えていきます。
明けない夜はないから
宮城県の子どもたち+荒井良二/絵 「明けない夜はないから」歌詞(たかはしあきら+新田新一郎+渡辺リカ)/ことば フェリシモ 2013年
被災地の子どもたちの絵やことばが収録されています。
はしれディーゼルきかんしゃデーデ
すとう あさえ/文 鈴木 まもる/絵 童心社 2013年
各地のディーゼル機関車を集め
新潟から郡山まで燃料を運んだ実話にもとづいて作った絵本
思い出をレスキューせよ! -“記憶をつなぐ”被災地の紙本・書籍保存修復士-
堀米 薫/著 くもん出版 2014年
津波で流されてしまった思い出を修復する。
何もなくなってしまったからこそ、生きてきた証を取り戻すことが
どれほど心の支えになるか。
ダンゴウオ -海の底から見た震災と再生-
鍵井 靖章/著 新潮社 2013年
ダンゴウオの海
鍵井 靖章/写真・文 フレーベル館 2015年
震災直後から2012年の春まで、岩手県宮古市の海を中心に潜って撮影した記録
復興の書店
稲泉 連/著 小学館 2012年
津波により被害を受けた書店
日常を取り戻すために、そこに関わる人たちが
本を届けるために奔走、書店の再開への記録
紙つなげ!彼らが本の紙を造っている -再生・日本製紙石巻工場-
佐々 涼子/著 早川書房 2014年
本の紙がどこでどのように作られているか、知られていないかもしれませんね。
本の紙に思いを寄せて読んでみてください。
東日本大震災の時の石巻の被害、
そこから再開を目指した日本製紙石巻工場。
お〜い、雲よ
長倉 洋海/著 岩崎書店 2013年
被災地の雲や人々を撮った写真とメッセージ
東日本大震災あの時の図書館員たち
日本図書館協会「東日本大震災あの時の図書館員たち」編集委員会/編
日本図書館協会 2020年
震災を伝える施設やアーカイブ
この他にも市町村の伝承館を設けているところもあります。