3月5日(土)1時30分より村上春樹<世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド>の読書会が開かれました。
コーデネーター石井さんから作品の世界構造、時代背景、前読書会<羊をめぐる冒険>との意識の違いなど細かな説明を受けました。
この作品はふたつの世界が交互に展開されるパラレルワールドです。 情報戦争のキイ(世界の終わり)の僕は、最後どこを選んだのか?
その意味は?など作品のいろんな面から読むことができました。
意見交換
● 独特の世界観、異種の世界、どこか宗教色を感じた。読みにくいけど、面白い。
● 登場人物が一角獣の頭骨を指先で探り読みする。それとシンクロするように私も目で文字を追うのではなく、
手で文字を追わないとこの作品は読めなかった。
● 二つの世界の静と動が絡みあった感じが面白かった。
● 歌のない世界は心のない世界、歌のある世界は心のある世界だった。楽器の美しさや歌が記憶を呼び覚ますところが印象的だった。
来年度は大磯にゆかりのある作家を1年通して読んでいきます
6月4日(土) 大岡昇平 <事件>
10月1日(土) 獅子文六 <コーヒーと恋愛>
2月5日(土) 石川達三 <四十八歳の抵抗>
3月4日(土) 文学散歩
参加者 8名
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