『蒼茫』で第1回芥川賞受賞した
石川達三さんのお誕生日だそうです。
1905年秋田県横手市のお生まれ。
秋田市立中央図書館明徳館には石川達三記念室が設けられています。
秋田駅から近く、周辺には公園や美術館などもあるので、散策しながら楽しめますよ。
旧坂西志保邸を購入しましたが、引っ越されることなく1985(昭和60)年にお亡くなりになったそうです。
この大磯の邸宅については、こちらに出ています。
「作家の館」(『湘南ー海光る窓』所収 城山三郎/著 文藝春秋 1989年)
大きなおうちでは2016年度の読書会で
『四十八歳の抵抗』を取り上げました。
当時参加された方からいただいた感想です。
・物語を読んでサラリーマンの心象風景が良く描かれていると思う。真面目な生き方から逸脱したいという気持ちは理解できる。
・神武景気や太陽の季節など日本全体が浮かれていた時代。55歳定年の時代で、48歳は、自分自身も転職した時期でした。新聞小説なので大衆迎合の感じがします。
・今回芥川賞の「蒼氓」も読んでみた。同じ作家の作品とは思えないほど難しかった。
今回は、ご紹介するのはこの2冊。
石川達三の22作品27人の登場人物を描いた
『作中人物 こうして描いた主人公たち』(石川達三/著 文化出版局 1985年)
興味の沸いた主人公の作品を読んでみるというのもおもしろいかもしれません。
『心に残る人々』(石川達三/著 文藝春秋 1968年)
石川さんの関わった人たち・・・炭屋のおやじ、コロッケ屋のおやじから、正宗白鳥、吉川英治、菊池寛など有名な方々まで
たくさんの方々とのエピソードとともに、昭和40年ごろまでを振り返るエッセイ
エッセイもたくさんありますので
ぜひ読んでみてください。
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