昨日発行しました会報で
牛の本を紹介しましたが・・・
掲載する本を決めるのにあたり
悩んだ本があるんです。
ここで、会報には掲載しなかったけれど・・
という本を紹介します。
お父さん、牛になる 晴居 彗星/作 ささめや ゆき/画 福音館書店
朝起きたら、お父さんが牛になっていた。
カフカの「変身」を思い浮かべた物語の始まりですが
家族とか、自分の人生とか、幸せとか?
なんだろうなぁとしみじみするお話でした。
うし 内田麟太郎/詩 高畠 純/絵 アリス館
うしがうしろをふりかえるとうしがいた
その繰り返しで、うし!うし!うし!
うしだらけ
最後のオチが面白い
うんがにおちたうし フィリス・クラシロフスキー/作 ピーター・スピア/絵 南本史/訳 ポプラ社
町にあこがれた牛のヘンドリカ。ある日運河に落ちてしまい、そのまま町へ流されていきます。
のんびりしたヘンドリカと一緒に、景色を楽しみながら
ゆっくり読んでいきたい絵本です。
牛車で行こう! 平安貴族と乗り物文化 京樂真帆子/著 吉川弘文館 2017年
平安貴族の移動手段の一つ“牛車”。
ひと口に“牛車”と言っても、身分に応じて、色々違いがあるらしい。
知っていると、古典文学を読む時に役に立つ…かも。
ふうとはなとうし いわむらかずお/作 童心社 2010年
14ひきシリーズのいわむらかずおさんの新シリーズ。
ちいさなうさぎの「ふう」と「はな」のくもりのない目を通して
野原で生きる物たちとの出会い、いつくしむ命が、
優しくあたたかく描かれています。
他に「ふうとはなときじ」「ふうとはなとたんぽぽ」があります。
ももんちゃんのっしのっし とよたかずひこ/さく・え 童心社 2002年
みんな大好きももんちゃんにも「うし」は登場します。
のっしのっしと歩くうしさんと、ももんちゃんは歩きます。
いつもの友だち、きんぎょさん、さぼてんさん、おばけさんも加わって。
そうそう うしってこんな感じって子どもたちも実感できます。
けっしてパッパカ走らないですよね。
しあわせの牛乳 佐藤慧/著 安田菜津紀/写真 ポプラ社 2018年
岩手県で山地酪農をされている なかほら牧場
24時間365日自然放牧
酪農にもいろいろな方法があるんですね。
牛も人間も幸せな酪農とは?
ノロウェイの黒牛 イギリス・スコットランドのむかしばなし なかがわちひろ/文 さとうゆうすけ/絵 BL出版 2019年
身の毛もよだつ怪物といわれるノロウェイの黒牛と結婚するというむすめ。
愛だ!!
命のバトン 津波を生きぬいた奇跡の牛の物語 堀米薫/文 佼成出版社 2013年
東日本大震災による津波を受けた宮城県農業高等学校。
苦難を乗り越え、つないだ命があります。
日本の闘牛 沖縄・徳之島・宇和島・八丈島・隠岐・越後 広井忠男/著 高志書院 1998年
各地の闘牛の歴史、文化、神事との関連など
海亀に乗った闘牛師 青野 聡/著 集英社 2007年
表紙の牛の絵にひかれて、手に取りました。
主人公は定年間近の男性。魂の洗濯の旅。
炎の牛肉教室! 講談社現代新書 山本謙治/著 講談社 2017年
おいしい牛肉に出会える本
牛乳とタマゴの科学 完全栄養食品の秘密 ブルーバックス 酒井仙吉/著 講談社 2013年
牛がどのように家畜となって、日本に伝わり広がっていったのか
牛と牛乳のことが詳しくわかります。
古代エジプトの石棺に牛から搾乳している人の姿が描かれていたのには驚きました。
闘牛への招待 文庫クセジュ エリック・バラテ、エリザベト・アルドゥアン=フュジエ/著 管啓次郎/訳 白水社 1998年
スペインの闘牛の起源、歴史などが詳しく解説されています。
うしはうしでも・・・
ウミウシ。
牛の角のように頭に1対の触角があるので「ウミウシ」と呼ぶようになったとか。
かわいいですよ~。ピカチュウみたいなのもいます。ぜひぜひ!
ひみつのウミウシ 分類のコツから撮影方法、楽しみ方まで 水谷知世/写真・文 誠文堂新光社
ウミウシ 中野理枝/文 豊田直之/写真 福音館書店