2018年9月3日、待ちに待った入院日。
入院手続きをするために、病院に行くと、スムーズに手続きが完了し、病院に到着して5分後には病室にいました。
病室に着いたと同時に薬剤師さんから「お薬手帳と、持ってきた薬を預かりますのでください」と言われ、カバンを探り渡すと、今度は看護師さんから「採血します」と言われ5本分の血を採られました。そして身長・体重測定、尿検査を済ますと、やっと部屋着に着替えることができ、身の回りの整理に取りかかることができるかと思いきや、お昼ご飯が運ばれてきたので、とりあえずいただくことに。
食べ終わって、ふぅ。と一息つこうとしたら、今度は「手術の説明をします」ということで、説明室に向かいました。
10分~15分くらい、ホワイトボードを使ってわかりやすく説明していただきました。
たぶん、前回の手術のときもちゃんと説明を聞いたはずですが、体調が悪すぎて全然覚えていません、今回は意識もはっきりあるし、元気なので、ここに残すために、しっかりメモしてきました、
このとき先生が書いた絵も、マネして自分のメモ帳に残したので、キレイに書き直して、ここに載せたいです。←後日になるかもですが。
へたくそですが、その絵がこちらです。
仰向け時の頭で説明を受けました。
先生の話では、「脳腫瘍の4分の1がグリオーマ。」 「グリオーマは、浸み広がる腫瘍だから正常な細胞と区別がつきにくい。」とのこと。
たしか浸潤っていうんだったような。
これまでの診察の中でもちょいちょい聞いたことある説明だったけど、この機会にメモメモ。
そして、「グリオーマには、Ⅰ Ⅱ Ⅲ 四 と段階があり、orangeさんは、ココ・・・」と少し申し訳なさそうな、遠慮したような面持ちで、先生は 四 に○をつけました。
腫瘍の場所は"右後頭葉"と書かれました。
手術内容は、
電気を流しながら、乱れをみて腫瘍を摘出していく。電気が乱れたら運動神経をさわってるということだから、ここで止める。
棒でつつきながら腫瘍の位置を確認しながら摘出する。とのことでした。
あと、手術前に薬を飲む。
すると、腫瘍のところに薬がたまるから、青の光を当てると、薬がたまっている部分が赤く光るから、それも見ながら、電気破砕メスで吸い取っていく という手術だそうです。
わたしは、医者でも看護師でもないため、イメージでしか理解できませんでしたが、こういった手術が行われるみたいです。
一通り手術の説明を聞いたあと、「なにかありますか?」と聞かれたので、わたしは質問とお願いをしました。
「手術で取った腫瘍が見たいです。見ることは出来ますか?」と尋ねると、「破砕メスは腫瘍を砕いて吸い取るから、かたまりじゃないから、思ったものと違うかもしれないけど、ホルマリン漬けを見せられるようにしてみますね。」と言ってもらえたので、「ぜひお願いします!」と先生にお願いしました^^
ちなみに3年前は初手術だったので、ある程度かたまりで摘出できたそうです。
摘出したあとは、病理検査のため、輪切りにスライスされ、プレパラートで保存されているみたいです。
本当は3年前も、摘出された腫瘍がどんなものなのか、見たかったのですが、こんなこと言っていいのかな?もしかしたら先生の方から見せてくれるのかもとも思いましたが、そんな機会がなく、見られず終いだったので、今回は事前にお願いしてみました。
そしてもうひとつ、ご飯の質問をしました。
3年前の手術では、手術前日の夕方5時以降は断食です!水もNGです!ということだったので、手術当日の朝、わたしは目が覚めたときから空腹でした。
そして、こんなときに限って前の手術が押して、わたしの手術は予定より2時間ほど遅くなったので、わたしのお腹の空きは限界!初めての手術で不安と緊張どころか、あまりの空腹が辛く、はやく手術してー!!と泣きたくなるくらい手術前の空腹が辛かったので、今回の手術もそれが気がかりでした。
心構えのために、「前日はいつまでご飯食べていいですか?」と聞くと、「たしか深夜12時まで食べられますよ。」と。
この答えに思わず「えー!!」と言ってしまいましたが、それを見て先生は、「少しずつ医療も進歩しているんですよ^^」と。
ホントですよ!
3年の間に、手術9時間前までご飯を食べてもOKになったとか驚きました!
そして3時間前までジュース類でなければ飲んでOKとかビックリ尽くしです!
術前の食事制限に関しては、たぶん人の何十倍も医学の進歩を実感したorangeです。
こうやって、もっと良い薬を、良い治療をと、研究してくださる方々に感謝でいっぱいです。
もちろん先生や看護師さんといった、直接助けてくださる方々には何回ありがとうございますと言っても足りないくらい感謝しています。
ですが、それと同じくらい、わたしの知らないところで、人の為にと動いてくださっている方々に感謝の思いが溢れた入院生活がここからはじまりました。
手術説明のあとは、レントゲン→心電図→血栓ソックス用に足のサイズ測定→体圧チェック→麻酔の説明→歯科チェックがあり手術の準備をしているとCT検査に呼ばれ、検査から病室に戻ると夕食の時間。朝も早かったし、病室着いてからもバタバタで、夜ご飯を食べ終わる頃にはドッと疲れに襲われました。
麻酔の説明で聞いたことを簡単に書きます。
・全身麻酔は注射して10秒ほどで眠くなる。
・眠った後、人工呼吸器で呼吸させるため、ゴムのチューブの先に金属が付いたやつを喉に刺す。
・この金属を異物として認識するため、タンがからんだり、喉が痛くなったりする。
※特に若い女性、首より上の手術、手術の時間が長い場合は、症状がより強くなる。
「手術時間は5時間の予定だけど、前後に準備があるから、8時間くらいかかると思っていてください。術後はICUに1泊2日はいって様子を見るかもしれません。」と言われました。
3年前、術後に吐き気があった(吐いた)こと、息がし辛く苦しかったことを麻酔科の先生に伝えると、「若い。女性。頭の手術。長時間と、全部そろっているからですね・・;;」と、麻酔の先生も申し訳なさそうな面持ちでこう言いました。
そして、「手術中に動脈にカテーテルを刺して、常時血圧を観察します。」と付け加えられました。
※部分については、今回初めて聞いた気がしたので、色々と納得しました。
それは、去年2017年の夏に、夫が同じ病院の形成外科にかかり、全身麻酔を使った手術をしたのですが、このときわたしは「全身麻酔使うなら、術後目が覚めた後吐くし、喉痛いし、息しにくいし辛いよ!覚悟した方がいいよ!」と、自分が経験してきつかったことを、予備知識として夫にワァワァ言ったのですが、手術後の夫はケロッとしていて、「え?本当になんともないの?」と逆に心配したことがあったのです。
それもそのはず。夫は足の手術でした。手術時間は約4時間。性別が違えば、手術ヵ所や時間も違うからキツさも違いますよね。
でも、3年前の経験からわたしは、このキツさは全身麻酔のせいだ!と思っていたので、今回麻酔科の先生のこの話を聞いて、全身麻酔に対するイメージが変わりました。ただ、わたしが全身麻酔を使うときは、頭の手術なので。術後は、キツイ思いをするんですけどね。^^;
ちなみに、入院初日の夜、わたしは、足の手術、皮膚の移植手術をして入院している54歳の男性と知り合ったのですが、この方も全身麻酔から目が覚めたあと、手術の傷口の痛みは感じたけど、具合が悪くなったりすることはなかったとのことでした。
入院初日についてはこのへんで。
入院手続きをするために、病院に行くと、スムーズに手続きが完了し、病院に到着して5分後には病室にいました。
病室に着いたと同時に薬剤師さんから「お薬手帳と、持ってきた薬を預かりますのでください」と言われ、カバンを探り渡すと、今度は看護師さんから「採血します」と言われ5本分の血を採られました。そして身長・体重測定、尿検査を済ますと、やっと部屋着に着替えることができ、身の回りの整理に取りかかることができるかと思いきや、お昼ご飯が運ばれてきたので、とりあえずいただくことに。
食べ終わって、ふぅ。と一息つこうとしたら、今度は「手術の説明をします」ということで、説明室に向かいました。
10分~15分くらい、ホワイトボードを使ってわかりやすく説明していただきました。
たぶん、前回の手術のときもちゃんと説明を聞いたはずですが、体調が悪すぎて全然覚えていません、今回は意識もはっきりあるし、元気なので、ここに残すために、しっかりメモしてきました、
このとき先生が書いた絵も、マネして自分のメモ帳に残したので、キレイに書き直して、ここに載せたいです。←後日になるかもですが。
へたくそですが、その絵がこちらです。
仰向け時の頭で説明を受けました。
先生の話では、「脳腫瘍の4分の1がグリオーマ。」 「グリオーマは、浸み広がる腫瘍だから正常な細胞と区別がつきにくい。」とのこと。
たしか浸潤っていうんだったような。
これまでの診察の中でもちょいちょい聞いたことある説明だったけど、この機会にメモメモ。
そして、「グリオーマには、Ⅰ Ⅱ Ⅲ 四 と段階があり、orangeさんは、ココ・・・」と少し申し訳なさそうな、遠慮したような面持ちで、先生は 四 に○をつけました。
腫瘍の場所は"右後頭葉"と書かれました。
手術内容は、
電気を流しながら、乱れをみて腫瘍を摘出していく。電気が乱れたら運動神経をさわってるということだから、ここで止める。
棒でつつきながら腫瘍の位置を確認しながら摘出する。とのことでした。
あと、手術前に薬を飲む。
すると、腫瘍のところに薬がたまるから、青の光を当てると、薬がたまっている部分が赤く光るから、それも見ながら、電気破砕メスで吸い取っていく という手術だそうです。
わたしは、医者でも看護師でもないため、イメージでしか理解できませんでしたが、こういった手術が行われるみたいです。
一通り手術の説明を聞いたあと、「なにかありますか?」と聞かれたので、わたしは質問とお願いをしました。
「手術で取った腫瘍が見たいです。見ることは出来ますか?」と尋ねると、「破砕メスは腫瘍を砕いて吸い取るから、かたまりじゃないから、思ったものと違うかもしれないけど、ホルマリン漬けを見せられるようにしてみますね。」と言ってもらえたので、「ぜひお願いします!」と先生にお願いしました^^
ちなみに3年前は初手術だったので、ある程度かたまりで摘出できたそうです。
摘出したあとは、病理検査のため、輪切りにスライスされ、プレパラートで保存されているみたいです。
本当は3年前も、摘出された腫瘍がどんなものなのか、見たかったのですが、こんなこと言っていいのかな?もしかしたら先生の方から見せてくれるのかもとも思いましたが、そんな機会がなく、見られず終いだったので、今回は事前にお願いしてみました。
そしてもうひとつ、ご飯の質問をしました。
3年前の手術では、手術前日の夕方5時以降は断食です!水もNGです!ということだったので、手術当日の朝、わたしは目が覚めたときから空腹でした。
そして、こんなときに限って前の手術が押して、わたしの手術は予定より2時間ほど遅くなったので、わたしのお腹の空きは限界!初めての手術で不安と緊張どころか、あまりの空腹が辛く、はやく手術してー!!と泣きたくなるくらい手術前の空腹が辛かったので、今回の手術もそれが気がかりでした。
心構えのために、「前日はいつまでご飯食べていいですか?」と聞くと、「たしか深夜12時まで食べられますよ。」と。
この答えに思わず「えー!!」と言ってしまいましたが、それを見て先生は、「少しずつ医療も進歩しているんですよ^^」と。
ホントですよ!
3年の間に、手術9時間前までご飯を食べてもOKになったとか驚きました!
そして3時間前までジュース類でなければ飲んでOKとかビックリ尽くしです!
術前の食事制限に関しては、たぶん人の何十倍も医学の進歩を実感したorangeです。
こうやって、もっと良い薬を、良い治療をと、研究してくださる方々に感謝でいっぱいです。
もちろん先生や看護師さんといった、直接助けてくださる方々には何回ありがとうございますと言っても足りないくらい感謝しています。
ですが、それと同じくらい、わたしの知らないところで、人の為にと動いてくださっている方々に感謝の思いが溢れた入院生活がここからはじまりました。
手術説明のあとは、レントゲン→心電図→血栓ソックス用に足のサイズ測定→体圧チェック→麻酔の説明→歯科チェックがあり手術の準備をしているとCT検査に呼ばれ、検査から病室に戻ると夕食の時間。朝も早かったし、病室着いてからもバタバタで、夜ご飯を食べ終わる頃にはドッと疲れに襲われました。
麻酔の説明で聞いたことを簡単に書きます。
・全身麻酔は注射して10秒ほどで眠くなる。
・眠った後、人工呼吸器で呼吸させるため、ゴムのチューブの先に金属が付いたやつを喉に刺す。
・この金属を異物として認識するため、タンがからんだり、喉が痛くなったりする。
※特に若い女性、首より上の手術、手術の時間が長い場合は、症状がより強くなる。
「手術時間は5時間の予定だけど、前後に準備があるから、8時間くらいかかると思っていてください。術後はICUに1泊2日はいって様子を見るかもしれません。」と言われました。
3年前、術後に吐き気があった(吐いた)こと、息がし辛く苦しかったことを麻酔科の先生に伝えると、「若い。女性。頭の手術。長時間と、全部そろっているからですね・・;;」と、麻酔の先生も申し訳なさそうな面持ちでこう言いました。
そして、「手術中に動脈にカテーテルを刺して、常時血圧を観察します。」と付け加えられました。
※部分については、今回初めて聞いた気がしたので、色々と納得しました。
それは、去年2017年の夏に、夫が同じ病院の形成外科にかかり、全身麻酔を使った手術をしたのですが、このときわたしは「全身麻酔使うなら、術後目が覚めた後吐くし、喉痛いし、息しにくいし辛いよ!覚悟した方がいいよ!」と、自分が経験してきつかったことを、予備知識として夫にワァワァ言ったのですが、手術後の夫はケロッとしていて、「え?本当になんともないの?」と逆に心配したことがあったのです。
それもそのはず。夫は足の手術でした。手術時間は約4時間。性別が違えば、手術ヵ所や時間も違うからキツさも違いますよね。
でも、3年前の経験からわたしは、このキツさは全身麻酔のせいだ!と思っていたので、今回麻酔科の先生のこの話を聞いて、全身麻酔に対するイメージが変わりました。ただ、わたしが全身麻酔を使うときは、頭の手術なので。術後は、キツイ思いをするんですけどね。^^;
ちなみに、入院初日の夜、わたしは、足の手術、皮膚の移植手術をして入院している54歳の男性と知り合ったのですが、この方も全身麻酔から目が覚めたあと、手術の傷口の痛みは感じたけど、具合が悪くなったりすることはなかったとのことでした。
入院初日についてはこのへんで。
コメントありがとうございます。
25歳の息子さんがわたしと同じ病気ですか.。。
息子さんも、すごくショックだと思いますが、ひろこさんもとてもお辛いですよね。。
わたしより母の方がショックを受けていたので、その母とひろこさんが重なって、悲しいし、自分のことのように悔しいです。。
息子さんは今月末に退院予定ということなので、いろいろと順調に進んでいるようで、ひとまずよかったです。
ここには、病気で闘う方や、ご家族の方がコメントを残してくださいます。お返事遅くなるかもしれませんが、わたしでよければ、いつでもなんでもお話しお聞きしますので、ひろこさんも、ひとりで抱え込まないで、ここに書き込んでくださいね。
わたしの息子も25歳で同じ病気と
闘っています。
今はまだ入院中で今月末退院予定です。
不安で怖くてたまらないとき
orangeさんのブログをみつけました。
治療のことなど、とても参考になり
一気に読んでしまいました。
前向きで周りを思いやるorangeさんのブログに
とても勇気と希望をいただきました。
手術も無事に終わりお元気そうで安心しました。
またコメントさせていただきます(^^)
たぶん年齢・性別関係なく頭の手術した後、吐きますよね!?だって頭の中いじってるんですもん。脳みそが外気に触れてびっくりしただろうし。笑
sugarさん去年の冬のイベント事は病院で過ごされたんですね(>_<)大晦日など関係なく働いてくださる病院関係者の方には感謝ですよね。その若い看護師さんも息抜きしたかったんでしょうね^^
病院でも、長く居ると居心地よくなってきますよね。笑
退院してからの1年はどうでしたか?早かったですか??
今年の冬はご自宅で過ごしましょうね♪
おかえりなさい💕
私も思い出しました。
ICUを出てから、2回ほど嘔吐しました🤮
しっかり中年だけど、膠芽腫になるには若かったのかな😁
年末だったから、クリスマス・お正月・バレンタインデーを病院で過ごしました。先に退院していく方が多くて、寂しかったな。大晦日、4人部屋に1人で、若い看護師さんに消灯時間どうでもいいって言ってもらい、巡回してきた彼女と紅白最後の安室ちゃんを観ました😊
私の病院では、三が日おせち料理が出てびっくり💕
年明けに、下垂体の腫瘍で入院してこられた方と仲良くなり、明るい方だったし、入院から家族が帰らず、私の部屋にいてくれ、見舞ってくれたから、術後の痛みやリハビリ、脱毛の辛さに耐えられたんだと思います。感謝しないと…。
私も、来月で1年。早いな〜😓