大類勇人の日光おすすめスポット紹介

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ハイキングにおすすめな戦場ヶ原

2020-04-21 15:08:34 | 日記
こんにちは、社長の大類勇人です。
今回は奥日光に広がる日本有数の湿原とされている
日光市にある戦場ヶ原について紹介します。

戦場ヶ原という名前の由来
男体山の神(二荒神)と赤城山の神(赤城神)が
それぞれ大蛇(男体山)と大ムカデ(赤城山)に化けて戦った
戦場という伝説に由来し「戦場ヶ原」と名付けられたそうです。
かつては湖であったものが湿地化し400ヘクタールという
広大な面積を誇ります。

400ヘクタールという数字だと若干わかりづらいと思いますが、
これをわかりやすく東京ドームの広さで例えると
東京ドーム約85個ほどの広さになります。

戦場ヶ原自然研究路
戦場ヶ原自然研究路は湯川沿いに戦場ヶ原を南北に縦貫する
環境省が管理する歩道で木道が整備されています。
森あり、湿原あり、滝ありと自然の変化に富んだコースで
途中ラムサール条約に登録されている湿原や日光連山を望む事ができます。

基本的には平坦なルートとなっていて、奥日光の大自然を堪能することができ
1年中ハイキングなどの観光客が多く訪れています。
奥日光にはツキノワグマが生息していますので、
ハイキング時には熊よけの鈴やラジオなどを流し
熊に遭遇しないための工夫が必要です。

戦場ヶ原に生息する動植物
環境省日本の重要湿地500によると
『ヌマガヤ-イボミズゴケ群落、オオアゼスゲ群落』とあり、
戦場ヶ原の湿原はオオアゼスゲ、ヌマガヤ、ワタスゲなどが生育しています。
湿原中央部付近にのみ「ヒメミズゴケ」が群落を作る高層湿原が存在します。
草原部にはノハナショウブ、カラマツソウ、イブキトラノオなどの草本や
ズミやレンゲツツジなどの木本も見られます。
湯川沿いにはミズナラ、カラマツ、ハルニレ、シラカンバなどの
木本が繁茂します。戦場ヶ原の草原部は冬期の凍土が深いため
木本が根付かないそうです。

戦場ヶ原は野鳥の種類も多く、湿原部にはノビタキやホオアカ、
ズミ林にはキビタキやホオジロ、拠水林にはキセキレイやカワガラス、
森林部はシジュウカラ、アカゲラ、ウグイスなどが見られます。
熊も生息しているのでハイキング時には注意が必要です。

戦場ヶ原は四季折々の奥日光の大自然を感じることができますので
家族やご友人、カップルでぜひ一度足を運んでその目で確かめてみてください。

所在地:〒321-1661 栃木県日光市中宮祠
交通アクセス:
【電 車】 JR東京駅(東北新幹線)〜宇都宮駅(JR日光線)〜JR日光駅へ(約110分)
【お 車】 日光宇都宮道路 日光I.C.から湯元温泉方面へ約40分