田中清代 さく 偕成社
いつもの帰る道で、女の子は不思議ないきものをみつけます。
くろくて、どうやら自分にしか見えないみたい。
へいの上にいたり、バス停にぽつんと座っていたり・・・なにしているんだろう?
ある日思い切って声をかけてみると
くろいのはとことこ歩き出した。
ついていくと、ステキなお庭を持つお家の押し入れ通り、屋根裏部屋に。
小さい時にあった不思議な場所・・・不思議なもの・・・
そんなものを思い出します。
二人は思い切り遊んだあと、ぐっすり寝てしまい、女の子はおかあさんのゆめをみます。
くろいのは、再び居間に戻る途中一輪の花をくれました。
とても不思議な幻想的な絵本です。そしてとても優しい気持ちになります。