栞お話グループ森から ちょっとおすすめ絵本の紹介

かわいい絵本、おもしろい絵本から変わっている絵本まで、ちょっと気になる絵本の紹介をします!

「くろいの」

2019-03-06 10:14:46 | 絵本 おすすめ

 田中清代 さく 偕成社


いつもの帰る道で、女の子は不思議ないきものをみつけます。

くろくて、どうやら自分にしか見えないみたい。

へいの上にいたり、バス停にぽつんと座っていたり・・・なにしているんだろう?

ある日思い切って声をかけてみると

くろいのはとことこ歩き出した。

ついていくと、ステキなお庭を持つお家の押し入れ通り、屋根裏部屋に。

小さい時にあった不思議な場所・・・不思議なもの・・・

そんなものを思い出します。

二人は思い切り遊んだあと、ぐっすり寝てしまい、女の子はおかあさんのゆめをみます。

くろいのは、再び居間に戻る途中一輪の花をくれました。

とても不思議な幻想的な絵本です。そしてとても優しい気持ちになります。


                          


               


「マルーシカと12の月」

2019-03-06 09:35:24 | 絵本 おすすめ
  かんのゆうこ 著 たなか鮎子 絵 講談社

気立てがよく働き者のマルーシカは、継母と姉に働かせられています。

ある日、病気の王女を元気づけるため

待雪草を採ってきたものに金貨を与えるとのお触れがあり、

継母たちは雪の森へマルーシカを探しに行かせます。

森の奥で凍えて倒れそうになったマルーシカが出会ったのは・・・?

『森は生きている』の名で知られているスラブ民話を基にしています。

わかりやすい再話と絵もとてもきれいです。

子ども向けというより大人向け?

でも時々こんなきれいなお話もいいのではないでしょうか?

待雪草(スノードロップ)の響きもいいですね。

「ねこのごろんた」

2019-03-06 07:54:12 | 絵本 おすすめ
 鍋田敬子 作・絵 こどものとも年中向き 2018年7月号 

ねこのごろんたはいばりんぼうの困ったねこ。

遊び場を一人占めしたり、乱暴し放題だったり。

体が大きいので猫仲間の中に入っても好き勝手。

ついにごろんたは周りの猫たちから嫌われてしまいます。

そんなある時、白い子猫に出会い、新しい遊びを発明します。

それがきっかけで・・・

こんな子いるよね?でもひとりぼっちは淋しい。

ごろんたはどうするのかな?


「りんごがひとつ」

2019-03-06 06:51:46 | 絵本 おすすめ
   ふくだすぐる 作・絵  岩崎書店


りんごがひとつ落ちていました。

おさるがひょいと持って行ってしまいました。

おなかのすいた森の動物たちは大慌て。おさるをおっかけます。

木から木へ、川へ・・・そしてとうとうがけまで来てしまいました。

おさるはこわくなって、がけからとびおりた・・・ふりをした。

動物たちも仕方ないねと帰っていった・・・ふりをした。でも・・・

最後にはみんなの優しさにほっこりします。

小さい子向けに見えますが、

「ふりをした」がわからないとこの本の意味がわからないかな?

                      

「けしごむくん」

2019-03-05 17:35:03 | 絵本 おすすめ
   こんのひとみ 作 いもとようこ 絵 金の星社 


使えば使うほど小さくなるけしごむくん。

けしごむくんの仕事は、まちがったものを消してあげること。

なかったことにしてあげることです。

だから何をけしたのか?何が書いてあったのか?

それはだれにも話してはいけません。

そして小さくなったけしごむくんはあっけなくゴミ箱に捨てられてしまいます。

でもそのあとけしごむくんたちは最後のおつとめをするために

あるところに行くのです。

おじいさんのけしごむくんのお話がステキです。

卒業式にあわせてぴったりのお話です。