こはば-えど-ちゅうせん。
伝統工芸に指定された、
手拭いや浴衣に使われる、日本独自の織物。
甘く撚った綿糸を、昔ながらの織機で、ゆっくりと織り、
膨らみのある、やさしい触感の独特な風合いを持つ。
生地巾は、≒36cm。 これは、鯨尺(くじらしゃく・和裁用単位)9寸5分。
これを、小巾と呼ぶ。
通常のシャツ生地巾は、114cmや、148cm。
注染とは、布に模様を染める技法。
型紙を用いて、建染め染料を注いで染色。
糸の芯まで染まり、表裏がない。
型紙は、≒1m。
型のつなぎが≒1mおきに現れる。柄によって現れ方は異なる。
また、手染めのため、一型・1mの間にも揺らぎ(むら)がある。
これは、立体感を生んでいる。
厳密には、同じ型を使用しても全部違うものになる。
歴史。
平安時代(794年~1192年頃)、浴衣や手拭の原型が登場する。
江戸時代(1603年~1868年)に、庶民文化の発展、銭湯の普及等で隆盛。
注染の技法は、明治時代(1868年~1912年)にその原型が起き、普及。
現代では、歌舞伎、舞踊界、角界等に伝統が色濃く残っている。
全くジャンルの異なる、この魅力的な伝統生地を使って、
Conbrioのシャツをつくりました。
東京、日本橋界隈には、明治時代からの注染を取り扱う老舗があります。
今回は、ご近所でもある老舗に、生地をお願いしました。
MADE IN TOKYO。
東京で染めた生地を、東京で縫製。
時空を超えた、
特別なシャツ。
写真の製品は、吉原繋ぎ(よしわらつなぎ)。
手引茶屋の暖簾に用いられた柄。 江戸を代表する文様。つなぎは、連続模様を表す。
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