2.5 後悔

　仕事を終え車のオイル交換に昨日行って来た。

　暇だったのか？顔なじみの従業員が腰を据えて

　話しかけてきた。

　歳を取るのが非常に早く感じるということから始まり、

　「趣味をもっていますか？」との問いかけに

　特に、ないと答えると

　わたしもこれといったものはなく、

　いまになってあの時やっておけば良かった・・・

　一時は気象予報士になろうと思って、

　調べたことがあるが、非常に難しいものだと知り、あきらめた

　だの、この歳になって何ひとつとして打ち込める

　ものがないというのは非常に悲しい、後悔するばかりと語り

　もう、この歳になったら何もできないと嘆く

　歳はわたしより４つ、５つ上になる従業員

　後悔の話ばかりで終えた。

　エネルギーを吸い取られるような感じを受けつつ聞き入っていた。

　多かれ少なかれ、みな同じではないだろうか？

　確かに、幾つになっても輝いている方はいる。

　でもそんな人は世の中、一握りだろう

　何のために生きてきたのだろう？

　何が自分にできるのだろう？

　人のために何ができるのだろう？

　少なくとも後悔で終える人生で終わりたくない。

　誰でもそう思っているだろう？

　いや、そんなことを考える人は少ないのかもしれない？

　人のためにわたしは何ができるのだろう？