野良猫本舗~十六夜桜~

十六夜桜(通称;野良猫)と申します。
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祇園祭の宵山の日に、四条にいくとえらいことになりますよ-2

2011-07-17 | 旅レポ

祇園祭といえば、池田屋事件を思い出します。

旧暦では、元治元年6月5日ではありますが、現代になおすと、1864年7月8日。

『祇園祭の前の風の強い日を狙って京都御所に火を放ち、その混乱に乗じて、親王を幽閉し、一橋慶喜や松平容保らを暗殺し、天皇を長州へ連れ去る』

というものを、土方さんが自白させて、それを阻止する為に、池田屋討ち入りということになったんですよね。

まさに、今、この頃がどんぴしゃで、池田屋事件。

祇園祭は、もっともっと古くからあるお祭りなので、当然、新選組隊士たちも、あのコンチキチンの独特の高揚感の中にいたのかなと思うと、ちょっと、行きたい!!とうずうず。

そうして、スポンサー様、母上殿を巻き込んだ野良猫さん。

 

しかし、しかしです。

祇園祭りの宵山ともなると、夕方からの混雑は半端ございません。

帰って、NHKでやってるのをみて、ヒエーッと改めて想いました。

祇園祭、宵山はやはり、提灯がともる美しさや、少し涼んだ空気の中で、絢爛豪華な山鉾ながめ、コンチキチンの囃子を聞いてこそみたいなところがございます

 

かなり昔になりますが、実は一度、そんな夕刻以降に行った事があるのですが、あまりの多さにグロッキーになった覚えがあるので、野良猫さんは、朝を狙っていってまいりました。

(池田屋と前後してしまいましたが・・・)

 

母上殿もいるし、多くは廻れませんので.二つにしぼりまして。

一人なら、もっと見てまわるところですけどもねぇ。

ちなみに、昼間は、歩行者天国もないですし、お囃子の演奏もありません。

が、その分、まだ、人数も夜と比べれば大丈夫かなと想いました。

そして、長刀鉾がやはり、一番大混雑をきわめてました。

 

場所によっては、お囃子CD流しておりました。

 

ということで、今回は、地下鉄『四条』駅でおりまして、長刀鉾と、函谷(かんこ)鉾を見て参りました。

こちら、どちらも、巡行を行なわない宵山の日までは、拝観料を祓うと上に登ることができるんです。

他にもいくつか、そういう鉾があります。

しかしながら、長刀鉾に関しては、女人禁制

女の人は登れないんですよねぇ。(泣)

まぁ、籤とらずで、これだけは、生きた稚児をのせ、神の世界との結界をきる?神聖な役目をもつだけに、仕方ないのでしょうねぇ。

なので、長刀鉾は外から見上げて参りました。

 

前掛の錦だけでも、すさましく美しくて、迫力です。

車輪の大きさんて、身長くらいありましたし。

 

長刀鉾があるところは、とっぴり、商店街の屋根がお邪魔なんですよねぇ。

撮るのが大変。

そして、そんな素晴らしい高さなので、肝心の長刀になっている鉾頭までいれるのがもひとつ、大変。

なんとか、こちらで。

鉾頭がキラリと長刀の切っ先を形どっております。

 

 

続いては、四条通りをちょいっと、西へ。

このあたり、本当にずらずらと並んでいるので、すぐに、見えております。

『函谷鉾』へ。

こちらは、拝観してまいりました。

拝観は、この鉾は千円でございました。

鉾によってお値段が違うようです。

こちらは、アーケード屋根がないので、いい感じです。

 

こちらの鉾頭は、三日月

 

拝観料をお支払いして、靴をぬいで、まずは、建物の中へ。

階段のぼりつめますと、さっそく飛び込む、装飾品たち。

本番までつけずに、中で飾ってるのもあるのですね。

なにはともあれ、まずは、そこはスルーして、鉾へとむかいます。

 

建物か鉾へ渡る橋から下を見下ろすと、

大きな車輪がみえます。

中に入ると、柱までこの装飾。

下まで金ぴかで細かいですよ。

上から西側を見れば、その先にある『月鉾』が見えてます。

ちょっぴり、鉾の高さを堪能した後は、再び建物の中へ。

先ほどスルーした、装飾品を間近で。

   

重要文化財のゴブラン織りの前掛けだそうですよ。これが、本当に、目の前で見れるんです。

拝観料は痛いかもしれませんが、入ってしまうと、満足です。

こういうのは、巡行で動いてると、細かく目にはできないでしょうし、糸いっぽんいっぽんがかいま見れるので。

それにしても、和な世界に、みごとに洋物な絵柄の組み合わせがまた、独特ですね。

そしてそして、巡行当日に鉾の上から顔をだす、稚児人形も巡行までは、ここに鎮座しておられました。

結局、この二つ見ただけで1時間。

 

人が多いので、移動するのも時間いりますが、登ったら登ったで、舐めるようにみてしまっておりましたらば。

野良猫さんは、こういうの大好きなんですよ。

建造物とか、見てるとどうしても、食い入るようにみてしまいます。

 

舟鉾とか、かわった鉾もありますし、山も見てみたいので、また、来年、機会があれいきたいなぁと想いつつ、後にしてまいりました。

 

  

さて最期はやはり、土方さん、沖田さんで遊んでみる!!ということで。

まずは、今回使用しました、地下鉄1Dayフリーチケット

600円で一日、地下鉄乗り放題です。

今回は、3回乗り降りするので、少しでもおとくになりますし、小銭を出し入れしなくてもよくて便利なので活用。

 

もらった、内輪ではしゃぐ沖田さん。

沖田「僕が音頭とりをしてあげるよ!!」

 

沖田「ご当地キティちゃんも、祇園祭の鉾だよ。キティちゃんがお稚児さんになってて可愛いでしょ。鉾頭も、細かく長刀の形。間違いなく、長刀鉾だね。」

 

最期は仲良くお二人で、拝観する時にもらった函谷鉾の説明冊子を読んでみる。

重量11.39トン。

地上から鉾頭まで、高さ約24m。

車輪だけで直径、約2m。

屋根の長さ、約3.5m、巾約4.5m。

クレーンで組み立てる写真とかのってて、大仕事でございます。

 

さて、また、2週間後、野良猫さんは、京都に行っているのか?

本日の京都はこれにて!!

 

 

 

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