長尾峠は御殿場側からアプローチすると傾斜がなだらかで、天気が良ければ絶景の富士山が展望できる一度走ってみたかったコースだ。峠には隧道もあって雰囲気も最高だ。しかし、広葉樹さんの情報では国道246号線は小山から御殿場までの区間は自転車は通行禁止になっているとのこと...。となれば御殿場に行くには難所が一カ所ある。「ゆっくり登ればいいか!」と思い9時10分に自宅を出発し足柄峠を目指す。
国道246号線を松田に向けて進む。グランプリ4000はPRO-3より推奨空気圧が高めになっている上に、タイヤ自体も固い感じなのでゴツゴツした乗り心地になるのかと想像していたのだが、思ったより振動吸収性も良く、ゴツゴツと言うよりしっかりとした乗り心地と言った感じだ。
国道246号線と別れて途中のコンビニで補給して足柄峠の取り付きに到着。「団長!今日は勝つ!」と意気込んでスタートしたが…暑いのですぐバテる。地蔵堂を過ぎても涼しくならず、暑さと傾斜のダブルパンチでKOされそうになる。前に来た時より明らかにキツく夏場に来る峠でないことを痛感する。
ここからジワジワと傾斜がキツくなってくる。
この峠は途中で何度も挫けそうになるくらい傾斜がキツい。多分、ヤビツ峠より辛いコースだ。それでも何とか足を付かずに1時間7分かかって足柄峠に到着した。またも団長の記録には届かなかった。もう、この峠は3度目は無いだろう...。私はMではありませんから~!!
足柄峠に到着。しかし暑い...。
グランプリ4000の限定カラーホワイトを装着。予想はしていたがすぐに汚れてしまった。
御殿場側に下り始めたらすぐに左に曲がるはずだが、今回も地図を持って来ていなかったので分岐を見落としてしまい500M程登り返して県道78号線に戻ってきた。御殿場側から登って来たスポルティーフ仕様のサイクル少年に「足柄駅はこの道でいいのか?」と尋ねるとわざわざ立ち止まって道を教えてくれた。暫く細い道を下り足柄駅に到着。自販で補給して県道78号線で御殿場までは流して走るはずだったのだが、この県道78号線がくせ者でいきなりインナー×ローの坂道となる。結局、御殿場までは緩やかな登り基調の道になり思ったより体力を消耗してしまった。
御殿場からはバイパスを経由して乙女峠に向かって登っていく。大した傾斜ではないがかなりバテているようでペースが上がらない。長尾峠の分岐で休憩してバナナジェルで補給をするが、水の消費量が予想以上に多くボトルには残り1/4くらいしか水が残っていない。分岐から長尾峠まで8Kmあるが「途中に何かあるだろう!」と勝手に決め込み峠を目指す。
長尾峠までの登りは、傾斜も緩く日陰になっている箇所が多いのでとても走りやすい。バテていなければアウターでも行けそうな傾斜だ。しかし、今日はダメモード。炎天下の足柄峠を経由して箱根を目指すのは、オヤジっちには少々無理があったかもしれない。3Km程進むと「この先しるこや」の看板が現れた。水は既に無くなっていたので峠のオアシスのように感じられた。
創業28年の歴史があるらしい。1年程休業して今年の5月から再開したとのこと。
水だけ買う予定だったが、急ぐ旅でもないのでところてんを頂くことにした。
今回は残念ながら霞がかかっていて富士山が見えなかったが、この茶店からは富士山が裾野まで一望出来るらしい。100%リフレッシュして再び峠を目指す。傾斜は最後まで緩く芦ノ湖スカイラインとの分岐に到着した。左にコースをたどり長尾隧道を箱根側に抜けると長尾峠に到着した。
本当の長尾峠はここから山道を10分程登ったところにあるらしい。
今年に入って天城隧道、笹子隧道、長尾隧道と3つの隧道を訪れた。
本来はここから3つ目のピーク大湧谷を目指し温泉卵を買って帰る予定だったが、スタート時間が遅かったのと暑さでバテてしまったのでこのまま箱根湯本を目指すことにした。箱根湯本までは多少の渋滞はあったもののそれなりに下を楽しめた。昼食をとっていなかったので久しぶりに日清亭に立ち寄って「わんたん麺」を食べた。混んでいるかと思っていたが時間が遅かったせいか比較的空いていた。
遅い昼食を済ませ時計を見ると3時を回っていた。この暑い中、渋滞している国道1号線を帰るのはちょっとネ~。時間的には自走でも輪行でも大して変わりはないが小田原駅から輪行で帰ることにした。小田原駅のホームで缶ビールで閉め括り、暑さでバテバテのランとなりました。
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