お姫様と私

３６時間耐久釣りレースの途中だけど、
書き込む必要が出てきてしまったので緊急書き込みです。

３６時間耐久釣りレースは鮭鱒ルアーの本流ルアーのテスト、
渓流ルアーの写真撮影、
「ミッツ」の最終選考会が大きなテーマであった。
そのテーマのうち渓流ルアーの写真撮影と、
「ミッツ」の最終選考会はつつがなく無事終了させることが出来た。
ところが、
既に鮭鱒ホームページにも掲載されている「ミディア　８８」については、
状況が悪かったのか、
良い結果を残す事が出来ずテーマ未達成での完了となっていた。


■５月６日（土曜日）
「手取での釣果が無いじゃん」っ各方面からの温かなブーイングを受けつつも、
どうしても、もう一匹桜鱒を釣り上げたく犀川にむかった。。。

理由は．．．
昨日藤松君が帰り際に託してくれた、
今回の釣りレースでの最後の生き残りである
１個の「ミディア　８８Ｆ　シルバーグリーンバック」にて何とか釣果を得たかったからだっ！
犀川なら瀬の具合、淵の様子、岩盤の位置等が少しだけ理解できてきており、
最後の１個をロストする事無く釣り切る事が出来るのではないか？との想いからであった。
更に付け加えるなら、
本ブログの「夢への一歩」でも書き込んだように、
「さくら橋」下流では２匹の桜鱒のチェイスを確認し、
そのうちの一匹だあろう女王様（桜鱒）を釣り上げたが、
その後「さくら橋」周辺で桜鱒が釣れたとの情報も無く、
「必ずもう一匹いる」との信念にも近い確信があったからだっ！



７時頃いつもの「法島河川公園」へ到着、
８時頃に「さくら橋」下流に着けばいいやとの思いと、
「ミディア　８８Ｆ」の動きや潜度を確かめたいため、
ユックリとポイント、ポイントにて釣りを行いながら下っていった。
使い始めて感じた「ミディア　８８Ｆ」の特徴は、
スリムなボディーでありながら大きなロングビルのリップが付いているため、
フローティングでありながらも、
一気に潜水し岩盤を上手にノックしてくれる非常に使い勝手が良いと言う感じであった。

「さくら橋」まで釣り下り、
テクテクと橋を渡りつつ釣り場の状況を確認する。
先行者が二人いたが、私の入りたい場所は綺麗に空いていた。
川辺に降りはやる気持ちを抑えつつ釣りを開始する。
水色は少し濁ってはいるが一昨日よりは若干澄んでいる。
まずは「ミディア　８８Ｆ」の最大の特徴である潜行力を生かし流れに乗せて、
ボトムノックをさせてみる。
最初で最後の１個のため慎重かつ繊細に、
「ミディア　８８Ｆ」のリップと岩盤とのコンタクトを全身で感じ取る。
かなり疲れる作業であるが２０分ばかり続けてみる．．．
全く反応がありません。。。

少しだけ考える．．．
６日前の４月３０日に１匹目を釣り上げたのは
「トリコロール　８３Ｓ」での中層での釣りであった。
私の見える範囲に軽く「ミディア　８８Ｆ」をキャストし、
出来るだけ潜らないように上に引っ張り上げる様な軽いトィッチを加える。
実にダート幅が大きくロールも加味された良い動きとなった。
キャスト再開．．．
岩盤にコンタクトする事無く「ミディア　８８Ｆ」は泳いでくれているので、
自信を持ちキャストを続けた。。。
川の流れに乗って進むラインを見つめ、
中層で良い動きをしている「ミディア　８８Ｆ」を想像し軽く上へ上へのトィッチを加える。

突然と再現ＶＴＲが目の前でリプレイされだした。。。
水面が割れ、
銀色のお姫様が怒り狂った様に暴れ始める．．．
水面の上を流れに押されながらグネグネ・バシャバシャと！
しかし、
私は前回以上に冷静にお姫様に戦いを挑んだ。


数分後、
お姫様は私の足元で銀色に輝いていた。
私は達成感に震えていた。。。

隣で釣っていた人に協力してもらい写真撮影を行い、
北釣具店に運び込んだ．．．
「５６ｃｍ」立派なお姫様であった。


【ＤＡＴＡ】
　　ルアー　：　鮭鱒　ミディア　８８Ｆ　シルバーグリーンバック
　　ロッド　：　テンリュウ　シエリー　ＣＲ７８ＭＬ
　　リール　：　ダイワ　カルディアＫＩＸ　２５０６
　　ライン　：　バリバス　アニバ　エギング　ＰＥ　ミルキー　１．５号
　　リーダ　：　バリバス　カバーブレーカー　１４ＬＢ

隣で釣っていた方ありがとうございます。
いつも話し掛けてくれるオジサンありがとうございます。
北釣具店様ありがとうございます。

鮭鱒様ありがとうございます。