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ハリウッドリメイクもされた『すべて彼女のために』や、『この愛のために撃て』で高い評価を得たフレッド・カヴァイエ監督によるサスペンスアクション。愛する者のため全力で敵に挑むことをテーマに、かつて親友だった2人の刑事の絆を描く。過去の闇と向き合い家族を守るため組織に立ち向かう主人公たちには、カヴァイエ監督の過去作に出演したヴァンサン・ランドンとジル・ルルーシュ。疾走する特急列車TGVでのマフィアとのバトルに手に汗握る。
あらすじ:刑事のシモン(ヴァンサン・ランドン)とフランク(ジル・ルルーシュ)は長年コンビを組んできたが、シモンが車で人身事故を起こしてしまい服役。6年後、出所したシモンは職を得るも離婚してすさんだ生活を送る中、息子がマフィアの殺人現場を目撃したことから命を狙われていることを知る。大切な息子を守るため、シモンは元相棒フランクの協力を得てマフィアに立ち向かう。
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<感想>傑作しか撮ることができないカヴァイエ監督。テンポが良くてアクション映画で、物語りはキビキビと進み気持ちがいいのだが、これはお馴染みこの監督のフレッド・カヴァイエ節ですよね。
同じ日に観たバディもの映画で、こちらも警官二人の男同士の絆のはなしなんです。ですが、この邦題は気に入りません。原題が「MEA CULPA」我が過ちと言った意味で、罪や誤りを認める意味のラテン語なので、そっちの方へ話を持っていかなくても、と個人的に思える部分もある。原題の意味するところは、ラストシーンを見ると分かるので、なるほどと思った。
まぁ、それでも面白かった。現在と過去がオーバーラップする、何かを孕んでる重苦しいスタートから、ラストの良く晴れた何かが終わり、そして始まる日のシーンまで、あっという間で全然飽きさせません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/a3/3ae3c8c7c64b480d44251c082fc4da2c.jpg)
前作の『すべて彼女のために』や、『この愛のために撃て』同様に尋常ならざる切迫感に溢れた設定と展開なのだが、そこに自動車の中での殴り合い、トイレとフランスの新幹線TGVに乗り込んで、疾走する列車の中での戦いとなる。ガン・ファイトといった尋常ならざる閉塞感と密閉感に満ちたアクションをぶち込むことで、同じ2作以上にアゲてアゲまくる。前にハリウッドで、TGV新幹線を使ってのアクション映画があるが、うまく列車の走行とその内部を生かしていると感心しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/7e/da86166de89d04a5b58f34ef766a9acd.jpg)
人身事故を起こして退職した服役帰りの元刑事と、優秀だが度々規律違反を起こす敏腕刑事のコンビ。不祥事ばかりを怖がる警察官僚の若い上司。いやな上司の扱い方には笑わされるし、マフィアの本拠地に乗り込んでの銃撃戦などは凄まじい。男たちにからむ女性たちの描き方もうまいし、台詞もこの種の映画らしくていい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/1c/dd316347488f4949dcbad660bca4430e.jpg)
そして、子供の危機に名コンビ復活、勇敢に乗り込んだ売春宿を兼ねたナイトクラブのパーティーでは、あっけなく身分がバレてしまい、また逃走劇にあんる。その間に、マフィアのボスの弟を殺してしまう。怒り狂ったボスは、なりふり構わず反撃に出る。子供をパリに避難させようとする元刑事。そこから一転して、映画の舞台はTGVの車内と、その周辺になりスケール感が一挙に増していきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/17/7d67f3b635d4538f001ca5f93037ebf2.jpg)
それに、アクションシーン以外になると、途端に映画が停滞するように感じられるのが難だけど、乗り物が絡むシーンでは、特に冒頭の車内での格闘を始め、何気なく停車しているだけのところを含めて、自動車絡みの演出は上出来だと思った。
これは多分監督も自身を持っているのではないか、追跡のシーンでの扉のきしみや、ハトの使い方も上手いですよね。追いつ追われるのドラマでありながらも、一人の男の贖罪のドラマへと転じて幕を閉じていくのもグットきますね。ラストのTGVの乱闘で、フランクが敵に銃撃されて瀕死の重傷の中で、シモンにあることで謝るシーンなんですが、これは映画を観て納得して下さい。
2014年劇場鑑賞作品・・・312
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あらすじ:刑事のシモン(ヴァンサン・ランドン)とフランク(ジル・ルルーシュ)は長年コンビを組んできたが、シモンが車で人身事故を起こしてしまい服役。6年後、出所したシモンは職を得るも離婚してすさんだ生活を送る中、息子がマフィアの殺人現場を目撃したことから命を狙われていることを知る。大切な息子を守るため、シモンは元相棒フランクの協力を得てマフィアに立ち向かう。
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<感想>傑作しか撮ることができないカヴァイエ監督。テンポが良くてアクション映画で、物語りはキビキビと進み気持ちがいいのだが、これはお馴染みこの監督のフレッド・カヴァイエ節ですよね。
同じ日に観たバディもの映画で、こちらも警官二人の男同士の絆のはなしなんです。ですが、この邦題は気に入りません。原題が「MEA CULPA」我が過ちと言った意味で、罪や誤りを認める意味のラテン語なので、そっちの方へ話を持っていかなくても、と個人的に思える部分もある。原題の意味するところは、ラストシーンを見ると分かるので、なるほどと思った。
まぁ、それでも面白かった。現在と過去がオーバーラップする、何かを孕んでる重苦しいスタートから、ラストの良く晴れた何かが終わり、そして始まる日のシーンまで、あっという間で全然飽きさせません。
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前作の『すべて彼女のために』や、『この愛のために撃て』同様に尋常ならざる切迫感に溢れた設定と展開なのだが、そこに自動車の中での殴り合い、トイレとフランスの新幹線TGVに乗り込んで、疾走する列車の中での戦いとなる。ガン・ファイトといった尋常ならざる閉塞感と密閉感に満ちたアクションをぶち込むことで、同じ2作以上にアゲてアゲまくる。前にハリウッドで、TGV新幹線を使ってのアクション映画があるが、うまく列車の走行とその内部を生かしていると感心しました。
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人身事故を起こして退職した服役帰りの元刑事と、優秀だが度々規律違反を起こす敏腕刑事のコンビ。不祥事ばかりを怖がる警察官僚の若い上司。いやな上司の扱い方には笑わされるし、マフィアの本拠地に乗り込んでの銃撃戦などは凄まじい。男たちにからむ女性たちの描き方もうまいし、台詞もこの種の映画らしくていい。
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そして、子供の危機に名コンビ復活、勇敢に乗り込んだ売春宿を兼ねたナイトクラブのパーティーでは、あっけなく身分がバレてしまい、また逃走劇にあんる。その間に、マフィアのボスの弟を殺してしまう。怒り狂ったボスは、なりふり構わず反撃に出る。子供をパリに避難させようとする元刑事。そこから一転して、映画の舞台はTGVの車内と、その周辺になりスケール感が一挙に増していきます。
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それに、アクションシーン以外になると、途端に映画が停滞するように感じられるのが難だけど、乗り物が絡むシーンでは、特に冒頭の車内での格闘を始め、何気なく停車しているだけのところを含めて、自動車絡みの演出は上出来だと思った。
これは多分監督も自身を持っているのではないか、追跡のシーンでの扉のきしみや、ハトの使い方も上手いですよね。追いつ追われるのドラマでありながらも、一人の男の贖罪のドラマへと転じて幕を閉じていくのもグットきますね。ラストのTGVの乱闘で、フランクが敵に銃撃されて瀕死の重傷の中で、シモンにあることで謝るシーンなんですが、これは映画を観て納得して下さい。
2014年劇場鑑賞作品・・・312
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