相葉雅紀が主演を務め、怪奇現象が多発する森を舞台に、“それ”と呼ばれる得体の知れない何かがもたらす恐怖を描いたホラー。
あらすじ:田舎町でひとり農業に勤しむ田中淳一のもとに、ある日、別れた妻の爽子と東京で暮らしているはずの小学生の江口のりこが突然ひとりで訪ねてくる。しばらくの間、淳一と一也は一緒に暮らすことになるが、ちょうどその頃、近くの森では不可解な怪奇現象が立て続けに発生し、町でも住民の不審死や失踪事件が相次いでいた。そして淳一と一也も、得体の知れない“それ”を目撃してしまい……。
監督は、「リング」「事故物件 恐い間取り」などでジャパニーズホラーの第一人者として知られる中田秀夫。相葉にとっては「MIRACLE デビクロくんの恋と魔法」以来8年ぶりの映画主演作で、ホラー映画には初出演となった。共演に松本穂香、江口のりこ、上原剣心(ジャニーズJr.)ら。
<感想>相葉くんが主役のSF・ホラー映画って、皆さんの酷評に気を取られて鑑賞した。ああぁ、何だかぁなぁ~、邦画のSF作品ってことで、がっかりなケースの映画でした。やっぱり今の時代だったら、せめてハリウッド版のSF映画を勉強して、真似て欲しかったです。ブリキの小さいUFOで、ポンコツガラクタの映像にがっかりなこと、それにエイリアンが酷い。殆ど被り物で、笑うしかない。
離婚して田舎で農業に励む父親の相葉くんのところへ、東京の暮らしに寂しかったのか、息子が突然やってくるところから始まる。農業っていっても、オレンジを栽培しているが、ビニールハウスで栽培して、そのオレンジに虫がついて出荷するのに少ない。これで良く食べていけるのかなぁ~って心配しているところへ、息子がやってくる。
別れた妻には、江口のりこが演じており、相葉くんよりも年上でないの~なんて思ったけれども、最近、相葉君に男の子が生まれて良かったと微笑ましいニュースがあり、喜んでおりました。映画なんだから、もっと若い女優さんいたのになんてガッカリでした。それに小日向さんが出演してたのに、学校の校長先生役かと期待したのに、村のUFO研究者らしい役どころにがっかりでした。
オレンジ農家だけで、他にイチゴやトマト、それに葡萄とか栽培したらいいのにね。しかし、その虫がついて腐ったオレンジが、エイリアン撃退に役にたったのが素晴らしい。子供を食べてしまうエイリアンが、口を大きく開ける様は、まるで食虫植物のように見えました。子供の方が、育って大人のエイリアンになるのにいいということで、子供が餌食になってしまう。
相葉くんの息子もその一人となるのだが、父親が一緒に食べられてしまい、お腹の中で、あの腐ったオレンジを武器にして、腹を包丁で裂き二人で出て来るところにびっくりでした。もちろんエイリアンは死んでしまう。
それで、その腐ったオレンジの液体を武器にして戦うのだが、イマイチ盛り上がらない。それでも何とかエイリアンが、降参をしてUFOに乗って帰ってしまう。
福島県は、以前から未確認飛行物体・UFOが良く視られるところなので、それで、福島が舞台になったのかと納得でした。物語が、子供騙しのような展開でがっかりなことと、それだったら熊が出て襲われる方が良かったかも。もう少し、UFOやエイリアンに力を入れて欲しかったですね。
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