
女優の仕事をしている主人公が、東京の行く先々でさまざま人や古い知り合いに出会い、日々の風景や自分自身の中に人生を再び歩み出すきっかけを見つけるヒューマン・ストーリー。『かもめ食堂』『めがね』のプロジェクト・チームが、東京を舞台に小さな出会いから生まれる、ふとした触れ合いのドラマを創出。主演は、小林聡美、加瀬亮、原田知世他。小林、加瀬という『かもめ食堂』チームの流れに便乗しながら、リアルな現実を捉える視点は鋭い。監督は『マザーウォーター』の松本佳奈。
あらすじ:深夜の国道で喪服の女トウコ(小林聡美)は、走るトラックに向かって駆け出していった。その様子に気付いたナガノ(加瀬亮)は、トウコを助ける。ところ変わって、小さな映画館。眠ってしまったトウコが目覚めると、そこには唐突にトウコたちの前から消えた懐かしい知り合いのキクチ(原田知世)が立っていた。(作品資料より)

<感想>この作品は「かもめ食堂」プロジェクト・チームが制作した、東京を舞台にした作品ということになっていますが、劇場へ見に行かなくて良かった。というのもネットで調べてみると評判が悪いので、そうなんですね、初めの方の映画は良かったんですが、全部劇場で鑑賞している私にとっては、だんだんと尻すぼみみたいにつまらない作品なってきているのが残念でならない。

本作品も案の定かなり期待外れだった。とにかく主人公の小林聡美がおりなす東京での出会いの3人とのお話。最初の加瀬亮くんとの物語は、喪服を着た女優のトウコが車に飛び込んでいくという、まさかの自殺未遂女かと思ったほど。
それを助ける加瀬が、バレーの回転レシーブでくるりんと転回して起き上がるという見事なエアーバレー、それに小林聡美のエアー、アタックシーン。気になったのが台詞の話し方が、小林聡美さん下手になった?、・・・ちょっとイラつく台詞の言い方がもう演技下手としかいいようがない。
そ
の次の映画館での原田知世さんとの会話は、やっぱり自然な演技と何気ない仕草に、原田さんの演技で救われた感じがした。この女優さんは、「しあわせのパン」でも見たが、とても癒し系の女優さん。何だか見ていてイライラが治まった。

3番目のお話は動物園です。ここでチケット売り場のバイトの面接に来た黒木華さん。大学受験5浪という、おっとりさん。面接試験もダメかもしれないとがっかりしながら、動物園を回る。すると「ツチブタ」のまえで立ち止まる。

そこへ小林聡美が現れ、「ツチブタ」のウンチクを並べる。私も動物園で見たことがあるような、忘れてしまったので調べて見た。本当に豚ではない、どちらかというと“獏”のような風体の動物である。
餌を食べる時間に見れると言うので待っていると、飼育員がきて姫路へ移したというのだ。この動物園は千葉の動物園で、東京の上野動物園ではない。タイトルの「東京オアシス」に相反してはいないのか。そんなことはスタッフは気にしていないのだろう。

初めの加瀬亮が運転するトラックで、小林聡美と海へ行き眺めるシーン。ここは東京の海なのかは分からない。確かに夜の海とか夜の高速道路を、車で走るだけでも、東京らしさは描かれているのだが。しかしながら、映画館は私にとっては、地方だがオアシスとなっている。動物園は、子供がまだ小さい頃に連れていった記憶があるけれど、人によってはオアシスなのかもしれませんね。
とりとめのない物語に、だらだらとつまらない会話のような台詞にはうんざりした。見る人を選ぶ映画になっているのかもしれませんね。私には不満がいっぱいの作品でした。それでも脇役の俳優さん、もたいまさこさんとか、常連の俳優さんが大勢出演しているので、それだけでも嬉しいですよね。
2016年DVD鑑賞作品・・・7
映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:深夜の国道で喪服の女トウコ(小林聡美)は、走るトラックに向かって駆け出していった。その様子に気付いたナガノ(加瀬亮)は、トウコを助ける。ところ変わって、小さな映画館。眠ってしまったトウコが目覚めると、そこには唐突にトウコたちの前から消えた懐かしい知り合いのキクチ(原田知世)が立っていた。(作品資料より)

<感想>この作品は「かもめ食堂」プロジェクト・チームが制作した、東京を舞台にした作品ということになっていますが、劇場へ見に行かなくて良かった。というのもネットで調べてみると評判が悪いので、そうなんですね、初めの方の映画は良かったんですが、全部劇場で鑑賞している私にとっては、だんだんと尻すぼみみたいにつまらない作品なってきているのが残念でならない。

本作品も案の定かなり期待外れだった。とにかく主人公の小林聡美がおりなす東京での出会いの3人とのお話。最初の加瀬亮くんとの物語は、喪服を着た女優のトウコが車に飛び込んでいくという、まさかの自殺未遂女かと思ったほど。
それを助ける加瀬が、バレーの回転レシーブでくるりんと転回して起き上がるという見事なエアーバレー、それに小林聡美のエアー、アタックシーン。気になったのが台詞の話し方が、小林聡美さん下手になった?、・・・ちょっとイラつく台詞の言い方がもう演技下手としかいいようがない。
そ

の次の映画館での原田知世さんとの会話は、やっぱり自然な演技と何気ない仕草に、原田さんの演技で救われた感じがした。この女優さんは、「しあわせのパン」でも見たが、とても癒し系の女優さん。何だか見ていてイライラが治まった。

3番目のお話は動物園です。ここでチケット売り場のバイトの面接に来た黒木華さん。大学受験5浪という、おっとりさん。面接試験もダメかもしれないとがっかりしながら、動物園を回る。すると「ツチブタ」のまえで立ち止まる。

そこへ小林聡美が現れ、「ツチブタ」のウンチクを並べる。私も動物園で見たことがあるような、忘れてしまったので調べて見た。本当に豚ではない、どちらかというと“獏”のような風体の動物である。
餌を食べる時間に見れると言うので待っていると、飼育員がきて姫路へ移したというのだ。この動物園は千葉の動物園で、東京の上野動物園ではない。タイトルの「東京オアシス」に相反してはいないのか。そんなことはスタッフは気にしていないのだろう。

初めの加瀬亮が運転するトラックで、小林聡美と海へ行き眺めるシーン。ここは東京の海なのかは分からない。確かに夜の海とか夜の高速道路を、車で走るだけでも、東京らしさは描かれているのだが。しかしながら、映画館は私にとっては、地方だがオアシスとなっている。動物園は、子供がまだ小さい頃に連れていった記憶があるけれど、人によってはオアシスなのかもしれませんね。
とりとめのない物語に、だらだらとつまらない会話のような台詞にはうんざりした。見る人を選ぶ映画になっているのかもしれませんね。私には不満がいっぱいの作品でした。それでも脇役の俳優さん、もたいまさこさんとか、常連の俳優さんが大勢出演しているので、それだけでも嬉しいですよね。
2016年DVD鑑賞作品・・・7
