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『マイレージ、マイライフ』などのアナ・ケンドリックが主人公を演じた、アカペラがテーマのガールズムービー。あるきっかけでガールズアカペラ部に入ってしまった女子大生が、次第にその楽しさに目覚め、部の仲間たちと固い絆と友情を育んでいく。製作を務めるのは、『ハンガー・ゲーム』シリーズなどの実力派女優エリザベス・バンクス。『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』のレベル・ウィルソンらが出演。クセのあるキャラクターが入り乱れるにぎやかな物語はもちろん、熱気あふれる歌唱シーンも見もの。
あらすじ:DJになろうと奮闘中のベッカ(アナ・ケンドリック)だったが、親に大学へ進むことを強く勧められる。渋々大学に入学した彼女は、全く興味のないガールズアカペラ部に入部し大会に出場する羽目になってしまう。しかし、メンバーは個性の強過ぎる者ばかりで、部としてしっかりと活動できる状態ではない。それでもぶつかり合いながら練習を重ねていくうちに、彼女たちの間に絆と友情が芽生え、歌声もリズムもハーモニーもピッタリと合うようになるが……。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/b5/acaf76de49ba310d3a64f892ea4d4567.jpg)
<感想>大学アカペラ・チームの女子たちが、全米大会優勝をめざす青春劇である。冒頭での女子アカペラグループが、なんとも個性のない集団(まるで客室乗務員のような服装)として登場し、鈍くさいコーラスを披露する女子の一人が、突然ゲロを口から噴出させるのだ。呆気にとられながらこれはオバカで下品でお下劣なアメリカ学園映画かと思ってしまった。
ところが、男性アカペラを聴いてこれは凄い、上手いと思いついつい画面に釘付け状態になってしまった。男性アカペラグループも同じ大学のアカペラグループで、全米大会でも優勝チームなのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/02/8ec5d123bf310742e1b24202f7b22aa1.jpg)
この映画でのアメリカの頂点を目指すアカペラの歌い手たちは、体格も人種も性格も多種多様性を持った女性たちが現れてから面白くなる。少し下品なギャグを平気で口にするのが難点だが。男女ともにアクションもアクロバット的に派手で、大学の構内での男子グループとの歌合戦のシーンも、これまでのイメージと違い吹っ飛びました。
それは、声そのものが反撥し融合するからである。そこから、本番への展開に意外性はないが、本番の撮影と編集に研究の跡があってか、他のグループとの格差異が図られているように思えた。
プ![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/18/adf574abe0b22e66b350845914bead49.jpg)
ロデューサーとアカペラ選手権の解説者役を兼ねるエリザベス・バンクスとJ・M・ヒギンスのコンビも秀悦でしたね。
薄っぺらな感じがするのは、大学生のくせに勉強する場面が皆無なのが残念で、全編アカペラのことばかりなので、本当に大学のサークルなのかと。少しは授業風景も映して欲しかった気がしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/ec/25461d95eeb5cda705ae7781cd4cd500.jpg)
それでも、ヒロインのアナ・ケンドリック演じるベッカが、バツ抜けて歌が上手く勢いが肌で感じ取れたのがいい。とびきり美人でも非凡な才能があるわけでもない彼女のキャラが、センターなのは非情に今ふうでよろしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/3b/95f3a0e2eb634e79b0d94e419823b32d.jpg)
彼女に憧れてしつこくつきまとうヒーローのジェシーが、あのジョン・ヒューズ監督の名作「ブレックファースト・クラブ」のラストの名曲を出したことから、この映画の持つ男女たちの、土曜日に図書館へ集められ、反省文を書かされる1日を描いた映画で、大人社会への怒りを教師への反発と団結、あるいは告白ゲームによるセラピーを通して、終わりには友達になって解散する忘れられない1日となった感動的なラストの主題歌、シンプルマインズの「ドンチュー・フォゲット・アバウト・ミー」をアレンジして、謳い上げるアナ・ケンドリックが素晴らしかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/b1/fe07fb1bb652b2d75555b37fe536b8aa.jpg)
しかし、ぽっちゃり目のいやデブのレベル・ウィルソンが目立って、一歩も引かないコメディアンヌ魂を見せつけてくれるのだ。あの「バチェロッテ あのこが結婚するなんて!」でも、かつての学園女王を前に追い越して、結婚する女子を好演していた。この作品でもそうだけど、彼女が得意とするキャラは、デブだけども、男子にモテる肉食系の女で、歌も踊りも上手いしで、他のスタイルのいい美人女よりも目だってしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/3b/43093514dc6aacfa8663e525f4e7c7f3.jpg)
それでも、ガールズアカペラ部員の描き分けも秀逸で、混乱することもなかった。女性とコメディの相性は難しいが、ワルノリしすぎないバランスの良さは、ギリギリ不快にさせない色味と質感のゲロ(吐しゃ物)の描写にもよるものだ。上の真ん中の女優さんです。
しかし、美人がボス役で高音の声を出すボーカルには向かない。声帯のポリーブ手術で、リーダー交代となり良かったのかもしれませんね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/5c/cbb3a88a1433edf6fcfd95138cf5c41c.jpg)
ライブビューイング的なステージの見せ方がメインなので、そこまでに至るプロセスの描写や伏線の処理はやや粗いようですが、鑑賞後の満足度は非常に高いので素晴らしかったです。
トニー賞とアカデミー賞の双方にノミネートされた実力派女優アナ・ケンドリック、コメディエンヌとして活躍するレベル・ウィルソンらが続投するほか、「トゥルー・グリット」(11)で注目を集めたヘイリー・スタインフェルドが新しく参戦。今作に出演も果たしている女優のエリザベス・バンクスが監督を兼ねる、
「ピッチ・パーフェクト2」は、10月9日から東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで先行公開。10月16日から全国で公開。続篇も観るぞ!
2015年劇場鑑賞作品・・・142
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あらすじ:DJになろうと奮闘中のベッカ(アナ・ケンドリック)だったが、親に大学へ進むことを強く勧められる。渋々大学に入学した彼女は、全く興味のないガールズアカペラ部に入部し大会に出場する羽目になってしまう。しかし、メンバーは個性の強過ぎる者ばかりで、部としてしっかりと活動できる状態ではない。それでもぶつかり合いながら練習を重ねていくうちに、彼女たちの間に絆と友情が芽生え、歌声もリズムもハーモニーもピッタリと合うようになるが……。
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<感想>大学アカペラ・チームの女子たちが、全米大会優勝をめざす青春劇である。冒頭での女子アカペラグループが、なんとも個性のない集団(まるで客室乗務員のような服装)として登場し、鈍くさいコーラスを披露する女子の一人が、突然ゲロを口から噴出させるのだ。呆気にとられながらこれはオバカで下品でお下劣なアメリカ学園映画かと思ってしまった。
ところが、男性アカペラを聴いてこれは凄い、上手いと思いついつい画面に釘付け状態になってしまった。男性アカペラグループも同じ大学のアカペラグループで、全米大会でも優勝チームなのだ。
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この映画でのアメリカの頂点を目指すアカペラの歌い手たちは、体格も人種も性格も多種多様性を持った女性たちが現れてから面白くなる。少し下品なギャグを平気で口にするのが難点だが。男女ともにアクションもアクロバット的に派手で、大学の構内での男子グループとの歌合戦のシーンも、これまでのイメージと違い吹っ飛びました。
それは、声そのものが反撥し融合するからである。そこから、本番への展開に意外性はないが、本番の撮影と編集に研究の跡があってか、他のグループとの格差異が図られているように思えた。
プ
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ロデューサーとアカペラ選手権の解説者役を兼ねるエリザベス・バンクスとJ・M・ヒギンスのコンビも秀悦でしたね。
薄っぺらな感じがするのは、大学生のくせに勉強する場面が皆無なのが残念で、全編アカペラのことばかりなので、本当に大学のサークルなのかと。少しは授業風景も映して欲しかった気がしました。
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それでも、ヒロインのアナ・ケンドリック演じるベッカが、バツ抜けて歌が上手く勢いが肌で感じ取れたのがいい。とびきり美人でも非凡な才能があるわけでもない彼女のキャラが、センターなのは非情に今ふうでよろしい。
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彼女に憧れてしつこくつきまとうヒーローのジェシーが、あのジョン・ヒューズ監督の名作「ブレックファースト・クラブ」のラストの名曲を出したことから、この映画の持つ男女たちの、土曜日に図書館へ集められ、反省文を書かされる1日を描いた映画で、大人社会への怒りを教師への反発と団結、あるいは告白ゲームによるセラピーを通して、終わりには友達になって解散する忘れられない1日となった感動的なラストの主題歌、シンプルマインズの「ドンチュー・フォゲット・アバウト・ミー」をアレンジして、謳い上げるアナ・ケンドリックが素晴らしかった。
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しかし、ぽっちゃり目のいやデブのレベル・ウィルソンが目立って、一歩も引かないコメディアンヌ魂を見せつけてくれるのだ。あの「バチェロッテ あのこが結婚するなんて!」でも、かつての学園女王を前に追い越して、結婚する女子を好演していた。この作品でもそうだけど、彼女が得意とするキャラは、デブだけども、男子にモテる肉食系の女で、歌も踊りも上手いしで、他のスタイルのいい美人女よりも目だってしまう。
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それでも、ガールズアカペラ部員の描き分けも秀逸で、混乱することもなかった。女性とコメディの相性は難しいが、ワルノリしすぎないバランスの良さは、ギリギリ不快にさせない色味と質感のゲロ(吐しゃ物)の描写にもよるものだ。上の真ん中の女優さんです。
しかし、美人がボス役で高音の声を出すボーカルには向かない。声帯のポリーブ手術で、リーダー交代となり良かったのかもしれませんね。
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ライブビューイング的なステージの見せ方がメインなので、そこまでに至るプロセスの描写や伏線の処理はやや粗いようですが、鑑賞後の満足度は非常に高いので素晴らしかったです。
トニー賞とアカデミー賞の双方にノミネートされた実力派女優アナ・ケンドリック、コメディエンヌとして活躍するレベル・ウィルソンらが続投するほか、「トゥルー・グリット」(11)で注目を集めたヘイリー・スタインフェルドが新しく参戦。今作に出演も果たしている女優のエリザベス・バンクスが監督を兼ねる、
「ピッチ・パーフェクト2」は、10月9日から東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで先行公開。10月16日から全国で公開。続篇も観るぞ!
2015年劇場鑑賞作品・・・142
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