カプコンの人気ゲームを映画化したミラ・ジョボビッチ主演による人気アクション「バイオハザード」シリーズの最終作。人類の大半がアンデッドと化した世界で、人類最後の希望となったアリスは、悪夢のような現実の全ての始まりの場所、ラクーンシティのハイブへ戻ることになる。しかし、そこでは全ての元凶である巨大企業アンブレラ社が、アリスとの最終決戦に向けて全勢力を結集させていた。
ジョボビッチ扮するヒロインのアリスほか、ゲーム版の人気キャラクターでもあるクレア・レッドフィールドを演じたアリ・ラーターが、4作目以来に同役でカムバック。また、日本の人気タレントのローラが、アリスと共闘する女戦士コバルト役でハリウッドデビューを果たした。監督はジョボビッチの夫で、シリーズ3、4作目をのぞいてメガホンをとってきたポール・W・S・アンダーソン。
<感想>ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の大ヒット・シリーズ、第6作目にして最終章となるSFアクション大作である。もうこれで終わりなのかと思い近くの東宝へと、しかし満員御礼であえなく車で行きました。そこも、混んでいました。アンブレア社による人類滅亡のタイムリミットまで、あと“48時間”。アリスはアンブレア社の旧研究施設にして感染の始まりであったハイブに舞い戻る。そこには、Tウィルスに感染したあらゆる生物を葬る抗Tウィルス剤があるのだ。世界を救うため、傷だらけになりながらアリスは、最後の戦いに挑む。
南アフリカ・ロケによる荒涼とした空気感の中で、アリスと共に戦う仲間たちの壮絶な最期が、スピード感あふれるアクションなど、過去作とは異なるハードな描写の連続シーンが見られる。敵戦力の分析を交えながらアリスの戦いぶりを追う。
ザ・ファイナルでは、シリーズ史上最強にして最恐の痛みの伝わるアクションの連続です。第4・5作で顕著だったスローモーションやポージングに頼らず、冒頭から、空からアリスに襲い掛かる翼竜のような姿のクリーチャーが。走る装甲車上のバトルを筆頭に、格闘、滑降、動きのあるシーンが矢継ぎ早に連なるのだ。
装甲車の後ろのワイヤーに両手を結ばれるアリスは、すぐ後ろから来るアンデッド群に襲われるかと思うとヒヤヒヤする。しかし、ワイヤーを利用して、宙刷りになりながら拳銃をぶっ放すアリスが凄い思った。ですが、アリスが失神したり倒れたりと、無敵なアリスではないのでスリリングな見せ場が続きます。
犯罪の巣窟と呼ばれるヨハネスブルグの高層マンション、ポンテタワーや、ケープタウンの犯罪多発地区ニャンガでのロケを敢行。殺伐としたムードが伝わり、ディストビアの雰囲気満点のスケール感での映像に呆気にとられる。セットなのか、廃墟と化したタワービルの屋上からガソリンを撒き散らして火をつけて、下にいるアンデッド群れを焼いてしまう。
しかし、アンデッドは地上を埋め尽くすほどの数で、ケルベロス(犬)の数十頭の群れをなして、ハイブへの道を阻もうとする。水の中へ入るも、水の中にもクリーチャーがいて、陸へ上がるとケルベロスが襲い掛かって来るのだ。
そして、ハイブへの潜入ミッションでは、過酷なシーンが満載で、第1作では登場しなかったトラップが多数ある。通気口の途中には地下に通じる落とし穴があり、大型の換気扇が止まっているので、みんなで中へ入ろうとすると突然動き出し、その大型の扇風機に挟まれ切断されてしまう。それに、ファンが逆風になり猛烈な風で吸引し侵入者の肉体を切断する。さらには、両側から迫る壁が人間の身体を押しつぶすのだ。
それにあの第1作で震え上がらせた切断レーザーの廊下が再登場するし、迫りくるレーザーをかわし損なった人間は、全身が細切れにされ、金属もスパッと切断。今回は、アリスの右手の指がスパッと切断された。痛そうだね。
今回は、アリスの朋友であるクレアも参戦して、そのクレアの恋人ドクが、実は裏切り者だったということで、どうりで行く先々で待ち伏せをくらうので変だと思った。
そして、女戦士コバルトの役で、ご愛敬で日本からローラが参戦し、あっという間にアンデッドに食われてしまった。
アンブレア社の幹部であるウェスカーは、やはり裏切り者でハイブの警備を自ら指揮するのだが、死んだはずのクローン・アイザックス博士が生き返り、アリス捕獲に向かって暴走してくる。だが、アンブレア社の中にも、オリジナルのアイザックス博士がいて、クローンのウェスカーを殺すし、だが残念、クローンのアイザックスに殺されてしまうのだ。
そこへ老人のアイリスが車いすで出て来て、アリスの失われた過去の記憶や自らのクローンの存在など、常にアイデンティティを問われてきたアリス。出生の秘密に思いがけない感動があります。老婆の姿のミラジョボもイケる。
人工知能のレッドクイーンが、抗Tウイルス剤の在りかを教えるなど、今回はアリスに協力をする。演じるエヴァ・アンダーソンは、監督とミラジョボの愛娘なのだ。可愛いらしくてセリフが多いのに頑張っているのが良かった。
結局は、アリスだけが助かったようで、感染した生物すべてを抹殺するために、外へ出て抗Tウイルス剤を風に乗らせて撒いて終わりというが、まだまだアンデッドやクリーチャーが残っているので、アリスの戦いは終わらないということになるのですね。もう、お腹いっぱいにアンデッドの集団を観たし、もうゾンビ映画はたくさんかなぁと思いましたね。
「バイオハザードV:リトリビューション」(2012)
2016年劇場鑑賞作品・・・281<映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング/
ジョボビッチ扮するヒロインのアリスほか、ゲーム版の人気キャラクターでもあるクレア・レッドフィールドを演じたアリ・ラーターが、4作目以来に同役でカムバック。また、日本の人気タレントのローラが、アリスと共闘する女戦士コバルト役でハリウッドデビューを果たした。監督はジョボビッチの夫で、シリーズ3、4作目をのぞいてメガホンをとってきたポール・W・S・アンダーソン。
<感想>ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の大ヒット・シリーズ、第6作目にして最終章となるSFアクション大作である。もうこれで終わりなのかと思い近くの東宝へと、しかし満員御礼であえなく車で行きました。そこも、混んでいました。アンブレア社による人類滅亡のタイムリミットまで、あと“48時間”。アリスはアンブレア社の旧研究施設にして感染の始まりであったハイブに舞い戻る。そこには、Tウィルスに感染したあらゆる生物を葬る抗Tウィルス剤があるのだ。世界を救うため、傷だらけになりながらアリスは、最後の戦いに挑む。
南アフリカ・ロケによる荒涼とした空気感の中で、アリスと共に戦う仲間たちの壮絶な最期が、スピード感あふれるアクションなど、過去作とは異なるハードな描写の連続シーンが見られる。敵戦力の分析を交えながらアリスの戦いぶりを追う。
ザ・ファイナルでは、シリーズ史上最強にして最恐の痛みの伝わるアクションの連続です。第4・5作で顕著だったスローモーションやポージングに頼らず、冒頭から、空からアリスに襲い掛かる翼竜のような姿のクリーチャーが。走る装甲車上のバトルを筆頭に、格闘、滑降、動きのあるシーンが矢継ぎ早に連なるのだ。
装甲車の後ろのワイヤーに両手を結ばれるアリスは、すぐ後ろから来るアンデッド群に襲われるかと思うとヒヤヒヤする。しかし、ワイヤーを利用して、宙刷りになりながら拳銃をぶっ放すアリスが凄い思った。ですが、アリスが失神したり倒れたりと、無敵なアリスではないのでスリリングな見せ場が続きます。
犯罪の巣窟と呼ばれるヨハネスブルグの高層マンション、ポンテタワーや、ケープタウンの犯罪多発地区ニャンガでのロケを敢行。殺伐としたムードが伝わり、ディストビアの雰囲気満点のスケール感での映像に呆気にとられる。セットなのか、廃墟と化したタワービルの屋上からガソリンを撒き散らして火をつけて、下にいるアンデッド群れを焼いてしまう。
しかし、アンデッドは地上を埋め尽くすほどの数で、ケルベロス(犬)の数十頭の群れをなして、ハイブへの道を阻もうとする。水の中へ入るも、水の中にもクリーチャーがいて、陸へ上がるとケルベロスが襲い掛かって来るのだ。
そして、ハイブへの潜入ミッションでは、過酷なシーンが満載で、第1作では登場しなかったトラップが多数ある。通気口の途中には地下に通じる落とし穴があり、大型の換気扇が止まっているので、みんなで中へ入ろうとすると突然動き出し、その大型の扇風機に挟まれ切断されてしまう。それに、ファンが逆風になり猛烈な風で吸引し侵入者の肉体を切断する。さらには、両側から迫る壁が人間の身体を押しつぶすのだ。
それにあの第1作で震え上がらせた切断レーザーの廊下が再登場するし、迫りくるレーザーをかわし損なった人間は、全身が細切れにされ、金属もスパッと切断。今回は、アリスの右手の指がスパッと切断された。痛そうだね。
今回は、アリスの朋友であるクレアも参戦して、そのクレアの恋人ドクが、実は裏切り者だったということで、どうりで行く先々で待ち伏せをくらうので変だと思った。
そして、女戦士コバルトの役で、ご愛敬で日本からローラが参戦し、あっという間にアンデッドに食われてしまった。
アンブレア社の幹部であるウェスカーは、やはり裏切り者でハイブの警備を自ら指揮するのだが、死んだはずのクローン・アイザックス博士が生き返り、アリス捕獲に向かって暴走してくる。だが、アンブレア社の中にも、オリジナルのアイザックス博士がいて、クローンのウェスカーを殺すし、だが残念、クローンのアイザックスに殺されてしまうのだ。
そこへ老人のアイリスが車いすで出て来て、アリスの失われた過去の記憶や自らのクローンの存在など、常にアイデンティティを問われてきたアリス。出生の秘密に思いがけない感動があります。老婆の姿のミラジョボもイケる。
人工知能のレッドクイーンが、抗Tウイルス剤の在りかを教えるなど、今回はアリスに協力をする。演じるエヴァ・アンダーソンは、監督とミラジョボの愛娘なのだ。可愛いらしくてセリフが多いのに頑張っているのが良かった。
結局は、アリスだけが助かったようで、感染した生物すべてを抹殺するために、外へ出て抗Tウイルス剤を風に乗らせて撒いて終わりというが、まだまだアンデッドやクリーチャーが残っているので、アリスの戦いは終わらないということになるのですね。もう、お腹いっぱいにアンデッドの集団を観たし、もうゾンビ映画はたくさんかなぁと思いましたね。
「バイオハザードV:リトリビューション」(2012)
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