パピとママ映画のblog

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ライアーゲーム -再生- ★★

2012年03月17日 | アクション映画ーラ行
甲斐谷忍の人気漫画を原作に、テレビドラマと劇場版で人気を博した「ライアーゲーム」シリーズ劇場版第2弾。ヒロインを「君に届け」の多部未華子にバトンタッチし、松田翔太(「ハードロマンチッカー」)演じる元天才詐欺師・秋山の新たな戦いが繰り広げられる。ゲームを仕切る事務局員役で「うさぎドロップ」の芦田愛菜も出演。

あらすじ:“ライアーゲーム”とは、ある日突然、招待状と現金1億円を受け取った人々が、壮絶な騙し合いを繰り広げ、マネーを奪い合うゲーム。そのファイナルステージから2年。すべてが終わったかに見えた。
しかし、謎の復活を遂げたライアーゲーム事務局が最大の復讐劇を仕掛ける。そのターゲットは、元天才詐欺師・秋山深一(松田翔太)。今回のゲームは、総額20億円を賭けて20名のプレイヤーが争う究極の“イス取りゲーム”だった。
秋山とともにゲームに挑むのは篠宮優(多部未華子)。秋山潰しを目論むカルト教団の教祖・張本タカシ(船越英一郎)を始めとする新たなプレイヤーも現れる。
ゲームを仕切るのは、新たな最年少事務局員アリス(芦田愛菜)。そして、すべてを陰で操る謎の主催者Ω(=オメガ)(江角マキコ)。騙し合いか?それとも助け合いか?極限の心理戦が今始まる……。(作品資料より)

<感想>まずTVドラマも前作劇場版「ザ・ファイナルステージ」は見ていません。松田翔太が出ているので、最近彼の出ている作品は良く見ている。父親の松田優作の大ファンだったもので、その息子だということも魅力の一つですね。
やはり前作の続きのようで、レンタルでもして見ないと物語の概要がつかめなく、途中から見ているようで物語の展開も、内容自体も退屈でつまらなく感じました。
松田翔太が演じているのは秋山深一。元詐欺師で、かつてライアーゲームを切り抜けた心理戦の天才。現在は大学で心理学の教授に、クールでかっこいいですね。
描かれるのは原作でも人気の高かった“イス取りゲーム”。廃墟で行われるこのゲームは、広大な敷地内のどこかに置かれたイスを奪い合うもので、同じイスにつづけて座れないなど細かいルールがある。
撮影場所が廃墟というかセットのような感じで、そこで心理バトルが展開するわけで、ハリウッド版の殺人ゲーム「ソウ」で内容を説明した人形、ジグゾウみたいな人形がTV画面でゲームの説明をする。
今回のヒロインは、映画オリジナルのキャラクター篠宮優には、多部未華子が扮している。復讐に燃えるゲーム出資者たちが仕掛ける総額20億円を賭けたゲームに、天才詐欺師の秋山深一は勝てるのか?・・・秋山のライバルたちによる逆襲はあるのか?最後に勝ち残るのは、誰も予想しなかった「あの人」だった。

芦田愛菜ちゃん、今回はニコっこり笑顔を封印して登場。ライアーゲーム事務局のアリス役なんだけど、真白に塗った顔に黒い服、あの可愛い声をわざと低い声での出演って意味ないのでは?・・・それに江角マキコが、黒マント姿で主催者のΩ役を、これもミスキャストなのではと、感じた。つまり台詞もあまりないし、出て来ないで声だけでもミステリアスで充分だったのではないかと。
秋山チームには、小池栄子が入って彼女は実は張本チームのスパイだったという落ち。でも最後には寝返るという。篠宮優を演じた多部未華子、彼女の目力がきついけど、今回は、何も知らない女の子がゲームに巻き込まれていく姿を描いているので、ちょっと気に強そうな彼女で良かったのでは。

カルト教団の教祖、張本に扮しているのは船越英一郎。紫色のマントをヒラヒラさせて、絶対的な服従により全員で行動。張本が勝つためには、命も捨てる覚悟を持つメンバー、信仰の名の下ほころびなどないはずだが、うん~これが判断の誤りかも。張本にマインドコントロールされていると思っていたのが、意外な結果になるとは。
桐生チーム、秋山に対して敵意をむき出しにする桐生。自らのチームを強権で統率する傍から、相手チームの切り崩しにかかる。個々のメンバーなどに“おいしい”お話を持ち掛けるなど、裏切りを勧める。この仲間に高橋ジョージがアロハシャツ姿でで入っている。
相手を騙したり、いかにも自分達が有利に立っているように見せかけたり、中には囮のようなスパイのような、いかにも相手の仲間に入ったようなそぶりで人数を増やす。
だが、その信じていた仲間たちが、もろくも相手のチームに寝返り、自分のチームの人数が減る。それに時間でどんどんイスが無くなり、最後に残ったイスに座ることができた者が勝ちというのだから。

時間でイス取りゲームが終わると、参加者が投票をして一番票を得た者が、脱落者を指名する。これもTV画面に映し出されます。
前に「カイジ 人生逆転ゲーム」を見て面白かったので、ついこちらもそういうゲームかと思っていたら、相手の心理を読んで駆け引きするゲーム。誰かが怪我をしたり、殺されて死んだりするとかのスリルはなく、自分のチームから誰が寝返るかとか、あの人がこっちについたとか、ほんと退屈なゲームですね。
ラストは、途中から眠くなって、でも秋山が勝つのは分かってましたよ。あの捨てコインも、わざと見せて自分はもう降りたと言わんばかりに、でもあの捨てたコインはいらないコインだと思ってました。
小池栄子が戻って来て篠宮と頭脳戦をすることも。エンドロールの途中で、秋山が冒頭で篠宮に、「イスが3つあったらどれを選ぶ」と言った答えが、秋山の書いた本の中にあることも。私も真ん中の椅子選んだわよ、でもピンク色に塗るのはちょっとイメージ的に合わないのでグリーンに塗るわね。
結局、秋山の思うがままにゲームが進み、今回は「助けあう心」がこのゲームの勝者を決めることになるとは、誰が想像したことか。
いがみ合い憎しみ合い、人間は目の前の大金を見ると欲が出てくる。秋山も金に目が眩んだらこうはいかなかっただろう。最後には平等にみんなにコインを分けて上げるという終わり方はいいですよね。
2012年劇場鑑賞作品・・・9映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング



2 コメント

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おはよう~ (rose_chocolat)
2012-06-12 06:53:10
このシリーズ、全く興味がない(!)ので、パピママさんの記事で大体の話がわかりました。
やっぱりこういうのがお好きな方じゃないとキツいですよね。
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TBありがとうございました。 (健太郎)
2012-06-03 17:53:52
こんばんは。
遅くなってしまいましたがTBありがとうございました。

TV版を観て、劇場版第1作を観ていないと正直きついかもしれませんね。
そこらへんを割り切って単体で楽しむ映画かも。

個人的には全部観ていたので、正直「また?」な感じだったのですが、マンネリ感より「懐かしさ」げ出てしまい楽しめました。

ただ、主催側のキャスティングは微妙です。
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