パピとママ映画のblog

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ボス・ベイビー★★★

2018年03月24日 | アクション映画ーハ行

外見はかわらしい赤ちゃんだけど中身はおっさんな「ボス・ベイビー」が巻き起こす騒動を描き、全米大ヒットを記録したアニメーション映画。「怪盗グルー」シリーズのユニバーサル・スタジオと「シュレック」のドリームワークス・アニメーションが初タッグを組み、マーラ・フレイジーの絵本「あかちゃん社長がやってきた」をもとに、「マダガスカル」シリーズのトム・マクグラスが監督を務めた。

あらすじ:パパとママと暮らす7歳の少年ティムの家に、黒いスーツに黒いネクタイを締めた赤ちゃん「ボス・ベイビー」がやって来た。ティムの弟だというその赤ちゃんは、まるで大人のように話すことができ、口が悪くて人使いも荒い。実は彼には、ある秘密の任務があり……。アレック・ボールドウィンがボス・ベイビーの声を演じるほか、スティーブ・ブシェーミ、トビー・マグワイアといった人気俳優が声の出演。日本語吹き替え版ではボス・ベイビーの声をムロツヨシ、兄ティムの声を芳根京子がそれぞれ演じる。

<感想>「ボス・ベイビー」の併映作品として劇場公開された、始めのショートムービー「ビルビー」も良かったが、それは別にて投稿するとして、面白そうなので鑑賞。訳ありな赤ん坊の奇想天外な騒動を描く、マーラ・フレイジーの絵本「あかちゃん社長がやってきた」をもとにしているので、軽く思って観ていたら、口は悪くて態度もデカイ赤ん坊なのだ。

大人の前では赤ん坊をを演じるギャップに思わず笑いが込み上げますからね。いがみ合っていた兄との関係の変化も微笑ましいです。全世界興収540億円を突破し、まさか、続編制作も決定しているそうですから。

7歳のティム少年の家に、弟が出来るというのは、普通でも動揺すると思いますよ。突然現れた赤ん坊に両親の愛情を独占されるところから始まるので、これはどの家庭にもよくある騒動かと。

多くの人が、子供のころに生きていたころ、空想と現実が地続きになった世界で、見事に表現されており、何よりもまず、ボス・ベイビーの動きと表情がとても工夫されていて、冒頭でいきなりのアステアを始めとして、歌曲の使い方も良かったですね。

しかし、この作品では違っていたのですよ。その赤ん坊が、実は悪い声を出すおっさんであることから大騒ぎになる。実は、その赤ん坊はベイビー社からやってきた、特別な任務のボス・ベイビーだった。だから兄のティムが困惑するのには同情しますね。

もう、見た目が赤ちゃんなのに黒スーツ着てネクタイ締めて、自分はボスだといきなり言われて、ワケの分からない事言い出すんですからね。そのおっさん赤ん坊は、特殊なミルクが切れると、ボス・ベイビーは平凡な赤ちゃんに変わってしまうんです。その微妙な変化する表情を、ドリーム・ワークスのアニメは上手く表現していると思います。

両親は赤ん坊ばかり可愛いがるようになり、ティムは両親の愛を取り戻そうと躍起になる。躍起となって、ボス・ベイビーと対立するティムだったが、目的が一致すると、素晴らしいチームワークで任務に挑む。犬猿の仲だった二人の関係が縮んでいき、兄としてのティムの成長にも繋がっていく過程が良かったですね。だから、ボス・ベイビーとは本当の家族のような感情が芽生えてくるのでした。

任務完了したボスベイビーは、会社に戻る日がやって来ます。両親たちには、今までのボス・ベイビーとの記憶とか写真は消去され、跡形も無くされるのですが、兄のティムは、ボス・ベイビーとの記憶消去を断るんですよね。ティムにとっては、忘れることが嫌だったのかも。だから、手紙を書くのです。

そして、また今度は本当の家族として、ティムの弟の赤ちゃんとして病院からママが帰って来るのです。

最近では、乳母車に子供ではなく犬を乗せて散歩している人をよく見かけますよね。外国でもそういった現象があるのかしら。今の時代を反映している、そういった考えさせられるストーリー。地球環境をよくするために人間の小型化を図る「ダウンサイズ」はまだ観ていませんが、SF的な発想の可能性が楽しめました。

一挙一動に笑わせてもらったが、ボス・ベイビーは仕事として生きるよりも、家族と生きるほうが幸せと決めつける姿勢には、少し違和感がありました。あくまでもファミリー向けの作品なので、仕方がないのかもしれませんね。

最後はラスベガスが舞台で、プレスリーを活用して、音楽とギャグも満載で大人が楽しめるアニメですよね、これは。

吹き替え版にて鑑賞しましたが、赤ちゃんの声がムロツヨシさんという、結構ハマっていて笑いました。

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